
キャリアコンサルタントってなんだか胡散臭いし、怪しいよな・・・
コンサルタントっていう名前が怪しいし、キャリアなんてコンサルできないだろ・・・
今回はこんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性/筆者紹介】


この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
キャリアコンサルタントを取得して、「上場企業にセミナー」をしたり、「中小企業へセルフキャリアドック」なども実施しています。
私もキャリアコンサルタント資格を取得する前は、半信半疑でした。
本当にキャリアをコンサルできるのか?
どういう理屈でそんなことが出来るのか?
今回は、キャリアコンサルタントは怪しいのか?
ということについて記事を書いて行きたいと思います。
それでは行きましょう!

チェックポイント
・キャリアコンサルタントが怪しいと言われる理由がわかります
・キャリアコンサルタントを取得するべき理由がわかります
・キャリアコンサルタントをこれから受験する人の注意点がわかります
キャリアコンサルタントが怪しいと言われる理由

キャリアコンサルタントが怪しいと思われている理由は、下記の3つです。
- キャリア相談をすべて解決できると思っている
- 経験の浅いキャリアコンサルタントが多い
- 養成講座の受講料が高い
1つずつ解説していきます。
キャリアコンサルタントに相談すれば、すべてが解決すると思っている
キャリアコンサルタントに相談すれば、キャリアに関するすべてが解決する!
そう思っているから、怪しく感じるのではないでしょうか?

結論から申し上げると、「キャリアコンサルタントに相談しても、悩み事は解決しません。」

は?
それではキャリアコンサルタントの存在意義がないじゃん。
全く意味が分からないんだけど?
そう思う方もいるでしょう。
でも、本当に解決できないんです。
キャリアコンサルタントは助言役、答えは相談者しか分からない
キャリアコンサルタントは、相談者の悩みに対し「無条件の肯定」をする。
話の中の「矛盾点」に探り、その矛盾点を相談者に対して気づいてもらうように支援します。

意外と難しいんです。
ついつい、相談となると、積極的にこうやったらいいのでは?とか、過去の自分の成功体験などの話をしてしまいませんか?
それではダメなんです。
私たち、キャリアコンサルタントは、キャリア理論やカウンセリング理論を体系的に学んでいから、それが出来るんです。
相談者の表情や発言内容から、カウンセリング技法により、相談者の頭の中を整理することが出来ます。
カウンセリングの中から、気づきを得てもらうことが出来るのです。
気づきを得た後、相談内容(主訴)の解決策は自分の中にあります。
気づきを得た後は、解決策を自分で見つけていかなければなりません。
もちろんキャリアコンサルタントは、その解決策を一緒に考える手助けをします。
自分で考えて結論を出さなければ、本当の悩みの解決策は得られません。
そういわれると、ますます怪しく感じるかもしれませんね。
本当は、キャリアコンサルタントも「こうすれば良い」、「ああすれば良い」と口を出したいのです。
キャリアコンサルタントを目指そうという方は、本当に人が好きで、人の役に立ちたいと思う人ばかり。
しかし、キャリアコンサルタント側の意見や今までの一般的な定石が、相談者の正解とは限りません。
相談者の頭が整理してもらい、相談者自身で悩みの矛盾点を理解する。
そして、自分で解決策を考えてもらい、方策の実行に着手して頂く。
このような支援が、本当のキャリアコンサルタントの姿です。
正直、ああしろ、こうしろのほうが楽だと思います。
相談者に気づいてもらう、スッキリしてもらう、無条件の肯定をしてもらって癒される。
キャリアコンサルタントで学んだカウンセリング技法を駆使して、キャリアコンサルティングをする方がめちゃくちゃ難しいのです。
経験の浅いキャリアコンサルタントが多い
平成28年に国家資格となり、まだ年数が浅いキャリアコンサルタント。
まだ、経験の浅い担当者が多いため、怪しいと思われるのではないでしょうか。
私自身、キャリアコンサルタントを取得する際に、専門実践教育訓練給付金を受給するため、キャリアコンサルティングを受けたことがあります。
ハローワークのキャリコンは形式的
某ハローワークで受けたのですが・・・

正直、形だけのキャリアコンサルティングでした。
養成講座受講前だったので、とてもガッカリしたことを今でも覚えています。
共感もコンプリメント(賞賛)もなし。
ハッキリ言って誰でもできるお役所仕事でしたね。
全員がこのような方ではないのですが、一部の人がキャリアコンサルタントとしての品格を下げているように感じます。
恐らく、担当して頂いた方は、経験の浅いキャリアコンサルタントだったと思います。
私がキャリアコンサルタントを受講したい理由も・・・
話半分で聴いていた姿を見て、この人がキャリアコンサルタントに合格するのなら、自分が落ちるわけにはいかない。
絶対合格してやる!
と逆の意味でモチベーションを高めました(笑)
ベテランのキャリアコンサルタントはレベチ
一方、養成講座の講師の方は、キャリアコンサルティング技能士1級(キャリアコンサルタントの最上位資格)を保有されている方でした。

ベテランのキャリコンから、キャリアコンサルティングを受けた際は・・・
本当に話を聞いてもらっている、もっと話を聞いて欲しい、なんだか癒される・・・
そんな感覚を持ちました。
話していて、心地よいんですね。
キャリアコンサルティング技能士2級からは別格
同じキャリコンでも、技能士2級からはレベルが違いますね。
キャリアコンサルタントと技能士の違いが分からないな…
という方は、下記の記事をご覧ください。
私も頼られるキャリアコンサルタントになり、ひと様のお役に少しでも立ちたいと思っています。
養成講座や受験料が高い

キャリアコンサルタントになるには、一定の条件の除き、養成講座に通う必要があります。
養成講座の費用は30〜35万円かかる
費用は、おおよそ30~35万円です。
受験料は、学科と実技合わせて約4万円程です。
合計で40万円程かかります。
資格を取得しても5年ごとに更新講習などの費用がかかる
取得後も、5年おきに、多くの講習を受講しなければなりません。
つまり、資格取得後も資格を維持するための費用がそれなりにかかります。
養成講座は高いけど、内容からすると妥当
高いと思われる方もいると思いますが・・・
- 実技プログラムには必ず講師の方が4名
- 実技試験については、試験官が2名、相談者役が1名の3名の工数
私個人的には、正直なところ妥当な金額だと感じています。
また、専門実践教育訓練金を受給すれば、養成講座は結果的に9万円で受講することが可能です。
9万円で養成講座に行くことが出来た記事も書いています。
参考になると思いますので、ご覧ください。
さいごに

いかがだったでしょうか?
今注目の国家資格、キャリアコンサルタントは怪しいのか?
というテーマで記事を書きました。

私は、キャリアコンサルタントを取得して、人生が変わりました。
自分自身に自信がつきましたし、周りからの目も変わりました。
自己肯定感が上がり、ブログを書くためにプログラミングも勉強しようという意欲が湧いて、今こうやって皆さんに情報発信も出来ています。
キャリアコンサルタントに少しでも興味を持ってくださった方は、養成講座に行ってみて下さい。
大人になって、同じ志を持つ仲間はそう簡単には出来ないと思いますが、私は養成講座の中で心強い仲間が出来ました。
個人的におすすめの養成講座はヒューマンアカデミーです。
無料ですので、「資料請求」や「WEBオンライン説明会」に参加されてみて下さい。

無料のWEB説明会へ!自分の可能性を広げよう
また、養成講座の比較についての記事も書いています。
参考になれば幸いです。
また、年々資格の難易度も難化しています。
難易度が易しい今のうちに、資格にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
これから試験を控えている方
私はキャリアコンサルタントの試験に関する記事を無料で公開しています。
かならず役立つものがあると思います。
ぜひご覧になってください。
さいごまでご覧頂きありがとうございました。
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