キャリアコンサルタントは維持費が高いと聞いたけど本当かな?
どれくらいかかるのか詳しく知りたいな。
今回はこんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性/筆者紹介】
この記事を書いている私は某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
キャリアコンサルタントとしても活動しており、上場企業にセミナーを実施したり、中小企業へセルフキャリアドックを実施したりしています。
今回は私も保有している、キャリアコンサルタントの維持費についての記事を書いて行こうと思います。
それでは行きましょう。
この記事を読むメリット
キャリアコンサルタントの維持費がわかります
キャリアコンサルタントの更新費用を安くする方法
キャリアコンサルタントの将来性が分かります
キャリアコンサルタントの維持費は?
結論から言うと、5年ごとに約123,300円ほど掛かります。
資格を維持するためには「更新費用」と「更新講習」の受講費用が必要です。
- 更新費用(8,000円)
- 更新講習(知識講習8時間、技能講習30時間/約115,000円)
【更新講習の金額の根拠】
◆知識講習は8時間で約15,000円。
◆技能講習は30時間受講する必要があります。
1講座は6時間で約20,000円。
→30時間÷6時間=5講座
5講座×20,000円=100,000円
よって、(技能講習)100,000円+(知識講習)15,000円=115,000円
キャリアコンサルタントの更新講習とは?
キャリアコンサルタントの登録を継続するためには、更新講習を受講する必要があります。
キャリアコンサルタントの登録を継続するためには5年ごとに更新を受けることが必要となります。更新を受けるためには、以下の厚生労働大臣の指定を受けたA及びBの講習を受ける必要があります。
引用元:キャリアコンサルタントWEBサイト登録センター
具体的には、下記の(A)知識講習,(B)技能講習を受講する必要があります。
- (A)キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な知識の維持を図るための講習につき8時間以上
- (B)キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な技能の維持を図るための講習につき30時間以上
更新講習はなぜ必要なのか?
キャリアコンサルタントは幅広い知識が必要です。
時代は刻一刻と変化しています。
試験合格時の知識だけでは、どんどん時代についていけなくなります。
そのため、知識や技能を継続的に学習することが必要ということですね。
キャリアコンサルタントの登録を継続するためには、更新講習を更新期間内に一定時間数以上受講の上、更新を行う必要があります。
引用元:キャリアコンサルタントWEBサイト登録センター
これは、キャリアコンサルタントについて、試験合格時に確認した知識・技能を継続的な学習によりブラッシュアップしていることを制度として確保し、キャリアコンサルタントの資質を保証することによって、キャリアコンサルタントの活用を促進していくことを企図しているものです。
キャリアコンサルタントの更新費用を安くする方法
キャリアコンサルタントの更新費用が掛からない方法は下記の2つです。
- キャリアコンサルティング技能士2級を取得する
- キャリアコンサルティング技能士1級を取得する
キャリアコンサルティング技能士2級を取得する
キャリアコンサルタントを取得して5年以内の更新時のみ、知識講習(8時間)と技能講習(30時間)は免除されます。
キャリアコンサルティング技能士を取得すれば、約115,000円は安くなります。
ただし、キャリアコンサルタントを取得して5年以内限りになります。
よって、一度更新すると、知識講習や技能講習を受講する必要があります。
キャリアコンサルティング技能士1級を取得する
キャリアコンサルティング技能士1級を取得すれば、技能講習(30時間)は常に免除されます。
1級の実技試験の合格率は4~8%。
指導レベルなので、かなりの難関資格ですね。
キャリアコンサルタントを取得するまでにかかる総額は?
私がキャリアコンサルタントを取得するまでにかかった費用は370,840円です。
詳しくは、下記の記事「キャリアコンサルタント資格の取得費用」にまとめていますので、ご覧ください。
キャリアコンサルタントは世の中に必要なのか?
キャリアコンサルタントは基本的に養成講座に通い、受験資格を取得します。
養成講座の費用は約30万円。
キャリアコンサルタントはとにかくお金がかかりますね。
しかし、それだけの価値が私はあると考えています。
キャリアコンサルタントが必要である理由
キャリアコンサルタントが必要な理由は下記の3点です。
- これからの日本のキャリアはジョブ型化していく
- キャリア教育についてのニーズが高まる
- フリーランスやパラレルワーカーが増える
1つずつ解説します。
これからの日本のキャリアはジョブ型化していく
日本ではメンバーシップ型という働き方が広く定着しています。
メンバーシップ型とは、「この会社の所属員として、いろいろな部署を経験していきますよ」という考え方のことです。
一方、欧米では、「ジョブ型」と言われる、成果主義、「仕事の大きさ」で年収が決まります。
日本の代表する企業の「日立」や「富士通」、「資生堂」もジョブ型を導入したことで話題になりましたね。
日立製作所は7月にも、事前に職務の内容を明確にし、それに沿う人材を起用する「ジョブ型雇用」を本体の全社員に広げる。管理職だけでなく一般社員も加え、新たに国内2万人が対象となる。必要とするスキルは社外にも公開し、デジタル技術など専門性の高い人材を広く募る。年功色の強い従来制度を脱し、変化への適応力を高める動きが日本の大手企業でも加速する。
引用元:日本経済新聞
キャリア教育についてのニーズが高まる
ジョブ型化すると、キャリア教育についてのニーズが高まります。
なぜなら、「専門性」がより求められるからです。
専門性こそが自分の「価値」になるため、キャリアについてのにニーズがより高まります。
社内では、確実にキャリコンのニーズが高まります。
社外では、セルフキャリアドックという「従業員のキャリア形成を促進・支援することを目的とした取り組み」のニーズが高まります。
フリーランスやパラレルワーカーが増える
専門性が高まったことにより、フリーランスやパラレルワーカーが増えます。
今後は自分の個性を生かして「フリーランス」や複数の仕事を実施する「パラレルワーカー」が増えていきます。
こういった個人に対してのキャリアコンサルティングの需要も増していくでしょう。
キャリアコンサルタントの今後の需要や将来性は?
結論、現状の需要は多くはありませんが、将来的に需要は高まります。
理由は下記の3点です。
- AIにとって代わることのないスキル
- 成果主義が進むとキャリアコンサルタントの出番が増える
- キャリア教育の企業ニーズが高まる
AIにとって代わることのないスキル
第3次人工知能ブームと言われる中、AIに奪われる仕事(スキル)やAIに奪われない仕事(スキル)が注目されてくるようになりました。
AIに奪われない技術
営業職
介護職
カウンセラー
コンサルタント
人事管理スキル
データサイエンティスト
上記のAIに奪われない仕事(スキル)には、様々あります。
人事管理スキルはAIでは処理不可能
そのなかに、「人事管理スキル」があります。
人事管理スキルには、心理学から人的資源に関する法律の問題まで様々なものがあります。
このようなものは、AIがとって変わることは難しいです。
ロボットは人間の心は読めない
ロボットに人間の心まで支配される…そんな未来くるでしょうか?
「空気を読む力」や「その場しのぎ力」といった、ロジカルに説明できない力は、ロボットには肩代わりは不可能です。
人が感じる、共感や信頼関係をロボットに構築することは不可能です。
つまり、心理学を学んだカウンセラーやキャリアコンサルタントの仕事はAIにとって代わることは出来ません。
成果主義が進むとキャリアコンサルタントの出番が増える
成果主義が進むとキャリアコンサルタントの出番が増えます。
理由は、終身雇用ではなくなるからです。
日本は終身雇用の結果、メンバーシップ型採用が普及
日本では、「メンバーシップ型」と言われる、「この会社の所属員として、いろいな部署を経験して、色々な仕事をしていきますよ」という考えが広く定着しています。
メンバーシップ型の働き方は、いわゆる「年功序列」で給与が決定します。
一方、欧米はジョブ型採用が定着
一方、欧米では、「ジョブ型」が定着しています。いわゆる成果主義で、「仕事の大きさで年収が決まる」ものです。
日本の大手企業である、「日立」、「富士通」、「資生堂」でもジョブ型導入をしたことで話題になりましたね。
今後、日本もジョブ型導入していく企業が増えてきます。
つまり、成果主義が進むということです。
トヨタ自動車も終身雇用を守るのは難しいと発言
経団連の会長やトヨタ自動車のトップが口を揃えて、「終身雇用を守るのは難しい」と発言がありました。
トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。
13日の日本自動車工業会の会長会見で「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。
引用元:日経ビジネスより
昭和の高度経済成長時は、会社も定年まで人材を面倒を見るという文化がありました。
一方、令和の時代はとても会社が定年まで面倒を見てくれる局面ではなくなっています。
- 副業の解禁
- 退職金の削減(廃止)
- 年功序列の廃止
- 成果主義への移行
- 自律を促すためのセルフキャリアドック
- AI推進による単純なマニュアルワーカーの削減
これから日本は、欧米化していきます。
高度経済成長の際、欧米が行っていた年功序列を真似たように、ジョブ型もアレンジしながら真似ていくでしょう。
ジョブ型化するとキャリアコンサルタントの出番が多くなる
ジョブ型化すると、キャリアコンサルタントの出番が多くなります。
理由は、フリーランスやパラレルワーカーが増え、キャリアについての関心が高まっていくからです。
また、サラリーマンへのキャリア教育も非常に大切になっていきますね。
サラリーマンのキャリア教育を大切にしないと、定着しないからです。
キャリア教育の企業ニーズが高まる
2016年に改正された、職業能力開発促進法という法律では、企業は「キャリアコンサルティングの機会の提供とその他の援助」を義務付けるように規定されました。
これにより、企業は従業員へのキャリア研修、キャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティング、そのフォローアップが必要となり、これらを担うキャリアコンサルタントの育成・確保が必要不可欠となっています。
大手企業がキャリア支援室を創設
実際に、伊藤忠商事㈱様や、㈱エーピーコミュニケーションズ様などは、キャリア支援室を社内に作っているようです。
グッドキャリアプロジェクトの表彰も話題に!
「グッドキャリアプロジェクト」とは、厚生労働省が行う、労働者の自律的なキャリア形成などの取り組みを行っている企業に対する表彰です。
表彰された企業の理念や取組内容、具体的な効果などを広く発信することで、キャリア形成支援の普及・定着を促すことを目的として実施されています。
公平な立場による表彰によって、企業のブランドイメージがアップし社会的信用が得られるだけでなく、従業員のモチベーションアップにもつながります。
社内キャリコンのニーズが拡大する
このように厚生労働省が主体となって、グッドキャリアアワードという表彰をしておりますので、企業内キャリアコンサルタントの活躍の幅が広がりそうですね。
その他、キャリアコンサルタントを活用したキャリア形成の仕組みを導入、実施した企業に補助金の助成があります。
今後、補助金の助成が増えることも考えられ、ますますキャリアコンサルティングの重要性は拡大するでしょう。
詳しくは「キャリアコンサルタントの将来性はある?」の記事をご覧ください。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回はキャリアコンサルタントの維持費はいくらかかる?
というテーマでブログを更新しました。
結論、更新費用は約12万円掛かります。
キャリアコンサルタントはこれからの資格
私は、キャリアコンサルタントは取得すべき資格であると考えます。
ビジネスパーソンにとって必要不可欠な知識や技能が身につける事ができるからです。
私はキャリアコンサルタントを取得して本当に良かったと感じています。
詳しくは、キャリアコンサルタント資格を取得するメリットの記事をご覧ください。
さいごまでご覧頂きありがとうございました。
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