【2024年最新】キャリアコンサルタントの合格率。今後の難易度は上がるのか?

キャリアコンサルタントになる
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悩んでいる人
悩んでいる人

キャリアコンサルタントの難易度は高いのかな?

キャリアコンサルタントは気になっている資格だけど、難しそうだな…

具体的な勉強時間や合格率、取得した人の感想が聞きたいな。

今回はこんなお悩みにお答えします。

この記事の信頼性/筆者紹介

匿名係長
匿名係長

この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。

今回は、キャリアコンサルタントの難易度や合格率は?今後の難易度は上がるのか?というテーマでブログを更新していきます。

それでは行きましょう。

この記事を読むメリット

・キャリアコンサルタントの難易度や合格率が分かります

・キャリアコンサルタントは今後難易度が上がるのかがわかります。

・キャリアコンサルタントの将来性が分かります

キャリアコンサルタントの合格率や難易度は?

下記の図はキャリアコンサルタント資格試験の「第1回から第24回(最新/発表日:2023年12月18日)」までの合格率の推移を表したグラフです。

引用元:キャリアコンサルティング協議会日本キャリア開発協会

キャリアコンサルタントの合格率は40〜60%

キャリアコンサルタントの合格率は、第4回と第9回を除き概ね40~60%を推移しています。

40〜60%の国家資格で言うと、ファイナンシャルプランナー2級と同レベルになります。

キャリアコンサルタントの取得難易度は低い

国家資格として、40〜60%の合格率は比較的簡単な資格と言えます。

受験団体によって合格率は若干変わってきます。

受験団体は「JCDA」と「CC協議会」がある

なお、キャリアコンサルタントは、「JCDA(日本キャリア開発)」と「CC協議会(キャリアコンサルティング協議会)」の2つの受験団体があります。

受験団体の違いについては、後ほど解説します。

キャリアコンサルタントの受験団体は2つ

キャリアコンサルタントの受験団体は2つあります。

キャリアコンサルタント資格の受験団体

・JCDA(日本キャリア開発協会)

・CC協議会(キャリアコンサルティング協議会)

両団体の違いについて説明します。

JCDA(日本キャリア開発協会)

JCDAのホームページ上には「協会からのご挨拶」に以下の内容の記載があります。

本協会はキャリアカウンセリングを推進、展開する上で、「人の内的成長」を支援する「カウンセリング」の基本的考え方をもとに、さまざまな活動、能力開発支援を行っていることです。こうした考え方は、キャリアカウンセリングの旧来の考え方に大きな変化を及ぼすと考えています。すなわち「問題解決志向」モデルから「成長開発志向」モデルへの転換です。つまり、すべての人間が成長しようとするなら、キャリアカウンセリングの対象者は「問題を抱えた人」だけでなく、すべての国民がキャリアカウンセリングを受ける権利があるということです。

引用元:日本キャリア開発 ホームページより抜粋

つまり、JCDAは「人の内的成長」、「成長開発」を支援することを目指しています。

CC協議会(キャリアコンサルティング協議会)

CC協議会のホームページ上には、キャリア・コンサルタント行動憲章に以下の内容の記載があります。

キャリア・コンサルティングの目的は、「相談者が自分で自分の問題を解決することであり、相談者自らが本来持っている自分らしさに気づき、自分らしさを発揮して生き生きと活動すること、すなわち、相談者が自分自身の存在価値を追求することができるよう支援すること」である。キャリ ア・コンサルタントは、このキャリア・コンサルティングの目的を明確にしたうえで、支援活動を行う。

引用元:キャリア・コンサルタント行動憲章

つまり、CC協議会は相談者の「自分らしさ」の追求と、問題解決の支援を行うことを目指しています。

JCDAとCC協議会の違いのまとめ

JCDAとCC協議会の違いをまとめると、以下の通りです。

  • キャリ協・・・相談者の「自分らしさ」の追求と、「問題解決」の支援
  • JCDA・・・「人の内的成長」、「成長開発」を支援

詳しくは下記の記事にまとめています。

参考にされてください。

キャリアコンサルタントの試験内容は?

キャリアコンサルタント試験は、「学科」と「実技」に分かれています。

キャリアコンサルタント試験

・学科試験・・・4択マークシート

・実技試験・・・論述+面接(ロールプレイ)+口頭試問

学科試験の内容

学科試験は、4択マークシート(50問)で7割以上の得点で合格となります。

試験時間は、100分で、受験料は8,900円となります。

実技試験の内容

実技試験は、面接試験と論述試験があります。

面接試験は、15分のロールプレイの後に、5分の口頭試問があります。

論述試験は、記述式の回答になり、試験時間は50分、学科試験と同一日に実施されます。

私のキャリアコンサルタント結果通知書

キャリアコンサルタントの合格率の推移

下記のグラフは、キャリアコンサルタントの学科・実技同時受験者の合格率の推移を示したものです。

引用元:キャリアコンサルティング協議会日本キャリア開発協会

キャリアコンサルタントの2つの受験団体

・JCDA(日本キャリア開発協会)

・CC(キャリアコンサルティング協議会)

第1回から第24回(最新回)までの合格率の一覧表

第1回からの学科・実技それぞれの合格率は以下の通りとなっています。

実技・学科同時受験日本キャリア開発協会
(JCDA)
 キャリアコンサルティング協議会
(CC協議会)
第1回37.2%59.1%
第2回50.7% 67.2%
第3回48.6%50.6%
第4回17.1%24.5%
第5回43.3%42.9%
第6回50.9%56.7%
第7回52.4%49.3%
第8回53.6%54.9%
第9回34.6%26.2%
第10回53.3%55.9%
第11回58.3%56.4%
第12回60.3%56.7%
第13回58.1%50.6%
第14回55.8%54.8%
第15回57.0%53.5%
第16回52.2%48.4%
第17回46.5%40.7%
第18回54.6%64.0%
第19回52.5%46.1%
第20回60.7%51.0%
第21回52.2%43.9%
第22回59.3%59.3%
第23回59.8%61.2%
第24回【最新】
2023年12月18日発表
45.8%45.2%
引用:キャリアコンサルタント合格発表(CC協議会ホームページより)

第4回と第9回の合格率は10~20%代と異常に低い

キャリアコンサルタント試験の第4回と第9回は合格率が10%〜20%代であり、非常に厳しい試験となりました。

一方で、それ以降は40~60%で概ね推移しています。

匿名係長
匿名係長

ちなみに、第20回は、JCDAの実技試験のロールプレイでメモが取れなくなりました。

前回の試験と条件が異なると、ただでさえ緊張している試験なので、受験者の皆さんは大変だったと思います。

受験団体による合格率の差は無くなってきている

過去の試験では、各団体により、合格率の差がありました。

しかし、ここ最近は受験団体による合格率の差はなくなりつつあります。

キャリアコンサルタントとはどんな資格なのか?

まず、キャリアコンサルタントという定義から説明していきます。

キャリアコンサルタントとは

キャリア(仕事)を中心に悩みを聞き、そのキャリアに関わるボトルネックを広い視野で整理し、相談者に気づきを得て頂くようにアドバイスをする専門家です。

キャリアコンサルタントとは、キャリアコンサルティングの専門家

また、キャリアコンサルタントの試験を実施しているJCDAでは、下記の記載があります。

「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家です。キャリアコンサルティングとは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。
キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。

JCDA HPより抜粋

キャリア以外にも様々な相談に応じ、助言及び指導を実施

仕事に悩んでいる人は、仕事以外にも様々な問題に直面します。

目の前の問題ばかりに焦点が当たっている相談者をより広い視野で考えて頂くように気づきを得て頂く。

アドバイスするのが、キャリアコンサルタントです。

キャリアコンサルタントになるにはどうすればよい?

キャリアコンサルタントには受験資格があります。

誰でも受けられる試験ではありません。

受験資格を得ることが必要

国家資格キャリアコンサルタントを受験することが出来るものは、原則として以下の2つです。

キャリアコンサルタントの受験資格

①(養成講座組)厚生労働大臣が認定する養成講習を修了した者

②(直接受験組)3年以上の実務経験を有するもの

養成講座に通って受験資格を得る

厚生労働大臣が認定する養成講座を修了したものは、受験資格を得ることができます。

匿名係長
匿名係長

私も実際に養成講座に通い、受験資格を得ました。

3年以上の実務経験を有するものは受験資格がある

実務経験とは、労働者の職業選択、職業生活設計、または職業能力開発及び向上に関し相談者の希望に応じて実施される相談に継続的・反復的に携わった経験を指します。

実務経験が3年以上ある方は、養成講座に通わなくてもじゅけん資格を得ることが可能です。

試験合格後、名簿登録することでキャリアコンサルタントになれる

受験資格を得ている方が、試験を合格し、名簿に登録することで、「キャリアコンサルタント」になることが出来ます。

キャリアコンサルタント国家資格は学科試験と実技試験の両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することにより「キャリアコンサルタント」として名乗ることができます。なお、学科試験は、特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会と共同で、同一日に共通問題で行います。

JCDA HPより抜粋

キャリアコンサルタントになるには養成講座へ行くことが近道

キャリアコンサルタントになるには、養成講座へ行くのが近道です。

理由は、学科は独学で合格レベルに達することができますが、実技試験は問題の癖があり独学で合格することは難しいです。

一発で合格したい方は、養成講座に行くことをお勧めします。

>>>養成講座に行くメリットの記事を見る

キャリアコンサルタントの資格取得メリットは?

私はキャリアコンサルタントの資格を取得して本当に良かったと思います。

理由は下記の5つです。

  1. 自己肯定感が上がった
  2. 副収入が得ることができた
  3. 人脈が増えた
  4. 人間関係も良好になった(気持ちに敏感になる)
  5. 転職にも有利になった

一つずつ解説します。

自己肯定感が上がった

キャリアコンサルタントを取得して、自己肯定感が上がりました。

今までは、何者とも名乗れなかった私は自信がありませんでした。

資格取得後は、「キャリアコンサルタント」として堂々と名乗れることは、本当に自信につながりました。

副収入を得ることができた

2点目は、副収入を得ることができた点です。

当ブログの情報発信や、キャリアコンサルタントとしての活動により、副収入を得ることができています。

多い月では、新入社員の初任給を超えるほどの副収入を得ることも。

キャリアコンサルタントを取得して本当によかったと考えています。

人脈が増えた

3点目は人脈が増えたことです。

養成講座で知り合った仲間もそうですが、SNSで知り合った方、取引先のキャリコンの方など、様々な人脈が増えました。

人脈により、高校の求人票を配布するお仕事などを依頼されることも多々あります。

人間関係も良好になった

4点目は、キャリアコンサルタントの傾聴や客観的に物事を見る力を養えた結果、人の話をよく聞くようになりました。

その結果、以前よりも人間関係が良好になりました。

転職にも有利になった

5点目は、転職にも有利になったことです。

今までは人事の経験がありましたが、対外的に証明するものがありませんでした。

キャリアコンサルタントと履歴書にかけることで、転職に有利になったと感じます。

実際に転職エージェントなどのスカウトもキャリアコンサルタント関連のものが増えています。

詳しくは、「キャリアコンサルタントの取得メリット」の記事をご覧ください。

キャリアコンサルタントの勉強スケジュール

私がキャリアコンサルタントを取得した際のスケジュールを紹介します。

キャリアコンサルタントを取得するための勉強時間は200〜300時間

キャリアコンサルタントに合格するには、一般的に200〜300時間ほどの勉強時間が必要と言われています。

1日2時間勉強すると仮定すれば、125日間(約4ヶ月)です。

実際の勉強スケジュールを公開

匿名係長
匿名係長

私が実際に合格した勉強スケジュールを記載していきますね。

日付実施したこと、考えていたこと
2018年12月 養成講習の事前説明会に参加
2019年2月キャリアコンサルタント養成講習 申込み
2019年4月キャリアコンサルタント養成講習 開講
2019年7月キャリアコンサルタント養成講習 閉講
2019年8月~9月 正直なところ何もしていない……
2019年10月 学科、論述対策、実技対策を1カ月で詰め込む
2019年11月3日学科・論述試験
2019年11月10日 実技面接試験
2019年12月13日合格発表(一発合格)
2019年12月16日試験結果 到着(オールA評価)
2019年12月19日 キャリアコンサルタントに登録申請&書類送付
2020年1月9日 メールで登録審査完了の通知&即日、登録手数料支払い

結果は、オールA評価で一発合格

上記のスケジュールで勉強をした結果、無事にオールA評価で一発合格することができました

詳しくは、下記のブログ記事に詳細をまとめています。

もう少し詳しいスケジュールを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

キャリアコンサルタントは今大注目の国家資格

厚生労働省出典:キャリアコンサルタント養成計画

キャリアコンサルタントは今大注目の国家資格です。

理由は、政府がキャリアコンサルタント10万人計画を推進しているからです。

政府が主導となってキャリアコンサルタントを増やそうとしている

標準レベルのキャリア・コンサルタント及びキャリア・コンサルティング技能士の累積養成数について、平成36年度末に10万人とすることを数値目標とする。
集中養成期間の終期である平成31年度末においては、当該累積養成数を7万9千人とすることを目指す。

厚生労働省 出展:キャリア・コンサルタント養成計画について

政府が主導となり、キャリアコンサルタントを養成しようとしているのです。

キャリアコンサルタントの合格率は高い

そのため、キャリアコンサルタント資格試験は現状合格率は高めです。

引用元:キャリアコンサルティング協議会日本キャリア開発協会
匿名係長
匿名係長

言い方が悪いですが・・・「え、この人が合格できたの?」って思う人も居るのが実情です。

本音を言うと合格率が高すぎると感じる

キャリアコンサルタントの実技合格率は60~70%で推移しており、正直甘すぎるのでは?と思います。

養成講座で一定のレベルを担保しているように見えますが、真面目に通学していれば、普通に卒業できます。

もう少し、入口の部分で厳しい基準で見てもらえると、キャリアコンサルタントの資格の価値が高まると私は思っています。

キャリアコンサルタントを取得するなら合格率が低い今がチャンス

いつかキャリアコンサルタントを取得したいと思っている人は、難易度が上がる前の今がチャンスです。

早めに取得することをオススメします

一例として、不動産業界の資格である、「宅建士」も最初は易しかった資格ですが、みるみるうちに難易度が上がってきましたよね。

キャリアコンサルタントの今後の需要や将来性は?

結論、現状の需要は多くはありませんが、将来的に需要は高まります。

理由は下記の3点です。

  1. AIにとって代わることのないスキル
  2. 成果主義が進むとキャリアコンサルタントの出番が増える
  3. キャリア教育の企業ニーズが高まる

AIにとって代わることのないスキル

第3次人工知能ブームと言われる中、AIに奪われる仕事(スキル)やAIに奪われない仕事(スキル)が注目されてくるようになりました。

AIに奪われない技術

営業職

介護職

カウンセラー

コンサルタント

人事管理スキル

データサイエンティスト

上記のAIに奪われない仕事(スキル)には、様々あります。

人事管理スキルはAIでは処理不可能

そのなかに、「人事管理スキル」があります。

人事管理スキルには、心理学から人的資源に関する法律の問題まで様々なものがあります。

このようなものは、AIがとって変わることは難しいです。

ロボットは人間の心は読めない

ロボットに人間の心まで支配される…そんな未来くるでしょうか?

「空気を読む力」や「その場しのぎ力」といった、ロジカルに説明できない力は、ロボットには肩代わりは不可能です。

人が感じる、共感や信頼関係をロボットに構築することは不可能です。

つまり、心理学を学んだカウンセラーやキャリアコンサルタントの仕事はAIにとって代わることは出来ません。

成果主義が進むとキャリアコンサルタントの出番が増える

成果主義が進むとキャリアコンサルタントの出番が増えます。

理由は、終身雇用ではなくなるからです。

日本は終身雇用の結果、メンバーシップ型採用が普及

日本では、「メンバーシップ型」と言われる、「この会社の所属員として、いろいな部署を経験して、色々な仕事をしていきますよ」という考えが広く定着しています。

メンバーシップ型の働き方は、いわゆる「年功序列」で給与が決定します。

一方、欧米はジョブ型採用が定着

一方、欧米では、「ジョブ型」が定着しています。いわゆる成果主義で、「仕事の大きさで年収が決まる」ものです。

日本の大手企業である、「日立」、「富士通」、「資生堂」でもジョブ型導入をしたことで話題になりましたね。

今後、日本もジョブ型導入していく企業が増えてきます。

つまり、成果主義が進むということです。

トヨタ自動車も終身雇用を守るのは難しいと発言

経団連の会長やトヨタ自動車のトップが口を揃えて、「終身雇用を守るのは難しい」と発言がありました。

トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。

13日の日本自動車工業会の会長会見で「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。

引用元:日経ビジネスより

昭和の高度経済成長時は、会社も定年まで人材を面倒を見るという文化がありました。

一方、令和の時代はとても会社が定年まで面倒を見てくれる局面ではなくなっています。

  • 副業の解禁
  • 退職金の削減(廃止)
  • 年功序列の廃止
  • 成果主義への移行
  • 自律を促すためのセルフキャリアドック
  • AI推進による単純なマニュアルワーカーの削減

これから日本は、欧米化していきます。

高度経済成長の際、欧米が行っていた年功序列を真似たように、ジョブ型もアレンジしながら真似ていくでしょう。

ジョブ型化するとキャリアコンサルタントの出番が多くなる

ジョブ型化すると、キャリアコンサルタントの出番が多くなります。

理由は、フリーランスやパラレルワーカーが増え、キャリアについての関心が高まっていくからです。

また、サラリーマンへのキャリア教育も非常に大切になっていきますね。

サラリーマンのキャリア教育を大切にしないと、定着しないからです。

キャリア教育の企業ニーズが高まる

2016年に改正された、職業能力開発促進法という法律では、企業は「キャリアコンサルティングの機会の提供とその他の援助」を義務付けるように規定されました。

これにより、企業は従業員へのキャリア研修、キャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティング、そのフォローアップが必要となり、これらを担うキャリアコンサルタントの育成・確保が必要不可欠となっています。

大手企業がキャリア支援室を創設

実際に、伊藤忠商事㈱様や、㈱エーピーコミュニケーションズ様などは、キャリア支援室を社内に作っているようです。

グッドキャリアプロジェクトの表彰も話題に!

「グッドキャリアプロジェクト」とは、厚生労働省が行う、労働者の自律的なキャリア形成などの取り組みを行っている企業に対する表彰です。

表彰された企業の理念や取組内容、具体的な効果などを広く発信することで、キャリア形成支援の普及・定着を促すことを目的として実施されています。

公平な立場による表彰によって、企業のブランドイメージがアップし社会的信用が得られるだけでなく、従業員のモチベーションアップにもつながります。

社内キャリコンのニーズが拡大する

このように厚生労働省が主体となって、グッドキャリアアワードという表彰をしておりますので、企業内キャリアコンサルタントの活躍の幅が広がりそうですね。

その他、キャリアコンサルタントを活用したキャリア形成の仕組みを導入、実施した企業に補助金の助成があります。

今後、補助金の助成が増えることも考えられ、ますますキャリアコンサルティングの重要性は拡大するでしょう。

詳しくは「キャリアコンサルタントの将来性はある?」の記事をご覧ください。

キャリアコンサルタントの活躍の場は?

下記の表は、労働政策研究・研修機構が出展した、「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」です。

活躍の場は「職業紹介・労働者派遣業」と「公務職業相談・職業紹介」

匿名係長
匿名係長

「職業紹介・労働者派遣業」「公務職業相談・職業紹介」が一番多いですね。

ハローワークや、民間企業の有名どころでいうと・・・

  1. リクルートキャリア
  2. パーソルキャリア
  3. マイナビエージェント
  4. JACリクルートメント
  5. テンプスタッフ
  6. パソナキャリア
  7. スタッフサービス
  8. マンパワーグループ

などが、主な活躍の場となっているようです。

労働政策研究所報告書 「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」 ※労働政策研究・研修機構

キャリアコンサルタントの活躍の場は拡大中!

キャリアコンサルタントの内容に、「企業内キャリア形成」や「リカレント教育(学びなおし)」なども含まれることになりました。

これは、「働き方改革」や「人生100年時代」など、の日本の政策的な課題に対応できるようキャリアコンサルタントに期待しているからです。

チェックポイント

民間企業・・・セルフキャリアドック、企業内キャリアコンサルティング、キャリア支援環境整備

職業訓練校・・・ジョブカード作成支援、専門実践教育訓練、公的職業訓練などの学びなおし

ワークライフバランス・・・子育て・介護などの仕事の両立に関するキャリア支援

人生100年時代・・・高齢者が活躍できる就業・転職の支援

リカレント教育・・・キャリアアップ・再就支援

キャリアコンサルタントの活動状況

キャリアコンサルタントの活動状況は下記の通りです。

  • 企業では「週1回程度活動している」「不定期に活動している」が統計的に多い
  • 学校、需給調整機関、地域では「ほぼ毎日活動している」が多い
  • 学校および地域では「週2~3回程度活動している」も割合が多い
匿名係長
匿名係長

これは、推測ですが、学校および地域では、70代の年配の方が多く、大学のキャリアセンターなどの非常勤勤務(週2~3勤務程度)の方が多いことが予測されます。

労働政策研究所報告書 「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」 ※労働政策研究・研修機構

独立して、生計を立てている職種は?

「企業」では、「キャリアコンサルティングに関連する活動」以外で主に生計を立てているか、あるいは「キャリアコンサルティングに関連する活動」以外だけで生計を立てている者が、他に比較すると多いというデータが示されています。

一方、「学校・教育機関」では、「キャリアコンサルティングに関連する活動」で主に生計を立てている者が多く、「需給調整機関」でも「キャリアコンサルティングに関連する活動」で主に生計を立てている者か、それだけで生計を立てている者が、他に比べて相対的に多いようです。

労働政策研究所報告書 「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」 ※労働政策研究・研修機構

キャリアコンサルタントで独立や起業する出来る?

キャリアコンサルタントで独立や起業している方はいますが、かなり厳しいです。

私のように、どこかの会社に勤めながら個人で動いている方が圧倒的に多いです。

匿名係長
匿名係長

私は、キャリアコンサルタントでプチ起業して月10万円程稼いでいます。

気になる方は、下記のブログを参考にしてみて下さい。

キャリアコンサルタントに向いている人

キャリアコンサルタントに向いている人は、下記の5点です。

  1. 人の話を聞くことが好きな人
  2. キャリアで悩んだことがある人
  3. 相手の価値観を尊重できる人
  4. 心理学(キャリア理論)に興味がある人
  5. 人に感謝されたい人

キャリアコンサルタントに向いていない人

キャリアコンサルタントに向いていない人は下記の3点です。

  1. 自分の考えを押し付ける人
  2. 白黒ハッキリさせたい人
  3. 短期的に物事を解決したい人

詳しくは、下記のブログにまとめています。

キャリアコンサルタントのおすすめの養成講座

キャリアコンサルタントのおすすめの養成講座は、下記の2つです。

一般社団法人地域連携プラットフォーム

一般社団法人地域連携プラットフォーム 公式サイト

地域連携プラットフォームをおすすめする理由は下記の4つ。

  1. リーズナブルな価格設定
  2. 最短最速で受験資格を得られる
  3. 経験豊富な一流講師陣
  4. 資格取得後の手厚いフォロー

1つずつ解説します。

リーズナブルな価格設定

養成講座の受講料は30〜40万円程度。

それに加えて、教材費や入学金などがかかります。

一方、地域連携プラットフォームは、297,000円(教材費込み)と破格な価格設定です。

更に、本講座とは別に試験前の受験対策講座は250円〜1,250円程度。(一般的な講座は数万円はかかります)

最速、格安 まずは無料の説明会へ

最短最速で受験資格を得られる

地域連携プラットフォームは、わずか1.5ヶ月のZoom講座(WEBオンライン)で終了できるコースがあります。

通常は2.5ヶ月から3ヶ月程度かかるので、最短最速での受験資格を得ることが可能です。

さらに、無料で振替受講ができたり、講座を休んでも救済措置があるなど必ず修了することが可能です。

経験豊富な一流講師陣

地域連携プラットフォーム代表の柴田郁夫さんは、通称「うさぎ本」の有名著者。

うさぎ本は、キャリアコンサルタントの分野ではベストセラーです。

また、キャリコン最上位資格の1級キャリアコンサルティング技能士や大学名誉教授など一流の講師が揃っています。

資格取得後の手厚いフォロー

資格を取得しても、キャリアコンサルタントとして独立できない、喰えない……

とならないように、副業や開業につながる道筋を提示しそのフォロー講座も多数用意されています。

匿名係長
匿名係長

私自身もキャリアコンサルタントを取得して、食えない時期が続きましたが、今では月10〜35万円の副収入を得ることが出来ています。

最速、格安 まずは無料の説明会へ

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミー 公式サイト

ヒューマンアカデミーは合格率の面では突出しています。

下記の表は、厚生労働省より引用しています。

内容は、5つの養成講座において、実際に受講した方の資格合格率です。

養成講座


資格合格率92.5%
(令和3年度)
82.8%
(令和3年度)
79.5%
(令和3年度)
77.2%
(令和3年度)
64.9%
(令和3年度)
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
教育訓練給付制度厚生労働大臣指定教育訓練講座より引用

ヒューマンアカデミーはサポート体制も充実

ヒューマンアカデミーはサポート体制も充実しています。

大手校ならではの、転校・休学制度や資格取得後の転職サポート(関連会社との連携各種)もあります。

その他、セミナー受講制度(NLPなど心理系資格充実)など、今後のキャリアアップの支援でもおすすめです。

講座おすすめ度受講料学習
スタイル
合格率講義の特徴オンラインサポート
体制
割引
キャンペーン
専門実践教育
訓練給付金
おすすめの
受験団体
校舎
(都道府県)
公式HP


地域連携プラットフォーム
(5.0 / 5.0)
297,000円通学
or
オンライン
82.8%
(令和3年度)
1.5ヶ月の最短最速で受験資格を獲得可能。有名著者である柴田郁夫氏からの直接指導。あり無料の講習振替制度・就職支援や独立支援あり給付金対象外の方は27,000円の割引
ペア割・シニア特典(65歳以上)
あり両団体OK埼玉
オンライン
詳細を見る

ヒューマン
アカデミー
(4.5 / 5.0)
355,300円通学
or
オンライン
92.5.%
(令和3年度)
通学スタイルとリアルタイムで授業を配信するオンラインライブスタイルの2パターンから選択可能。
あり転校・休学制度
関連会社との連携
各種セミナー受講制度(NLPなど心理系資格充実)
ペア割・友達紹介(入学金割引)
イキイキママ応援制度・学割
ありキャリ協18詳細を見る

LEC東京リーガルマインド
(4.0 / 5.0)
302,500円通学
or
オンライン
79.5%
(令和3年度)
おためしWEB受講制度ありあり振替受講制度説明会受講割引
LEC他資格受講生割引
ハローワーク職員割引
ありキャリ協28詳細を見る

日本マンパワー
(3.5 / 5.0)
396,000円通学
or
オンライン
77.2%
(令和3年度)
CDAの資格が取得可能
受講期間は約5カ月
あり振替受講制度
豊富な試験対策
なしありJCDA20以上詳細を見る

資格の大原
(3.5 / 5.0)
300,000円通学
or
オンライン
64.9%
(令和3年度)
通学スタイルと、リアルタイムで授業を配信するオンラインクラスの2パターンから選択可能。あり試験対策セミナーが無料大原受講生割引(3%)あり両団体OK21詳細を見る

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キャリアコンサルタントの資格取得メリットは?

私はキャリアコンサルタントの資格を取得して本当に良かったと思います。

理由は下記の5つです。

  1. 自己肯定感が上がった
  2. 副収入が得ることができた
  3. 人脈が増えた
  4. 人間関係も良好になった(気持ちに敏感になる)
  5. 転職にも有利になった

一つずつ解説します。

自己肯定感が上がった

キャリアコンサルタントを取得して、自己肯定感が上がりました。

今までは、何者とも名乗れなかった私は自信がありませんでした。

資格取得後は、「キャリアコンサルタント」として堂々と名乗れることは、本当に自信につながりました。

副収入を得ることができた

2点目は、副収入を得ることができた点です。

当ブログの情報発信や、キャリアコンサルタントとしての活動により、副収入を得ることができています。

多い月では、新入社員の初任給を超えるほどの副収入を得ることも。

キャリアコンサルタントを取得して本当によかったと考えています。

人脈が増えた

3点目は人脈が増えたことです。

養成講座で知り合った仲間もそうですが、SNSで知り合った方、取引先のキャリコンの方など、様々な人脈が増えました。

人脈により、高校の求人票を配布するお仕事などを依頼されることも多々あります。

人間関係も良好になった

4点目は、キャリアコンサルタントの傾聴や客観的に物事を見る力を養えた結果、人の話をよく聞くようになりました。

その結果、以前よりも人間関係が良好になりました。

転職にも有利になった

5点目は、転職にも有利になったことです。

今までは人事の経験がありましたが、対外的に証明するものがありませんでした。

キャリアコンサルタントと履歴書にかけることで、転職に有利になったと感じます。

実際に転職エージェントなどのスカウトもキャリアコンサルタント関連のものが増えています。

詳しくは、「キャリアコンサルタントの取得メリット」の記事をご覧ください。

キャリアコンサルタントを安く取得する方法

キャリアコンサルタントを安く取得する方法は実務経験者枠で受験することです。

詳しく説明していきます。

最安で取得するには、実務経験者枠で受験をすること

実務経験が3年あれば、高額の養成講座を経由せず、直接受験をすることができます。

これで終わるのは、不親切なのでもう少し解説させてください。

3年以上の実務経験とは?

3年以上の実務経験については、厚生労働省のホームページに下記の記載があります。

労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者の「キャリアコンサルティングの実務に従事」に該当するかどうかは、以下のいずれも適合するかどうかという考え方を基準に、個別に判断することになります。・キャリアコンサルティングによる支援対象者が、「労働者」であること。なお、ここでいう労働者とは、現在就業している方のみならず、現在仕事を探している求職者(ハローワーク等の職業紹介機関に求職の申込みを行っている方、学卒就職希望者等)を含みます。・相談の内容・目的が職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上に関するものであること。・キャリアコンサルティングが一対一で行われるもの、又はこれに準ずるもの(少人数(概ね6名以内)グループワークの運営等)であること(情報提供に止まるもの、授業・訓練の運営そのもの等は含みません。)

厚生労働省:キャリアコンサルタントになりたい方へ

つまり、労働者や求職者に対して、職業の選択や職業生活設計、職業能力開発の向上に関する相談業務を3年以上行っているかどうかが実務経験となります。

ハローワークの職員や学校のキャリアセンター職員、転職や就活エージェントの職員などは、実務経験に該当しそうですね。

実務経験がない人は専門実践教育訓練給付金を利用する

実務経験がない人は、残念ながら養成講座に通って受験資格を得る必要があります。

養成講座は30万円と高額ですが、専門実践教育訓練給付金を利用すれば、約9万円で養成講座に通うことも可能です。

さいごに

いかがだったでしょうか。

今回は、キャリアコンサルタント資格の難易度や合格率は?今後難易度は上がる?

というテーマでブログを更新しました。

キャリアコンサルタントはこれからの資格です。

ぜひ、養成講座に参加してキャリアコンサルタントを取得してください。

私は資格を取得して本当に良かったです。

少しでも興味をお持ちの方は、下記よりWEBで無料のオンライン説明会に参加されてください。

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最後までご覧頂きありがとうございました。

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