
転職活動で転職エージェントを利用しているんだけど、担当者とウマが合わなくて困るな・・・
同じエージェント内で担当者を変えてもらうことは出来るのかな?
今回はこんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性/筆者紹介】


この記事を書いている私は、某大手企業の採用責任者をしている人事管理職です。
国家資格キャリアコンサルタントとしても実際に活動しています。
私は日常的に仕事で「転職エージェントの担当者」とやりとりをしています。
ホント、担当者の方も千差万別ですよね(笑)
こちらの意向をくんでくれる人も居れば、全くそうでない人も・・・
今回は、そんな私が日常的に転職エージェントの担当者は変えられるのか?
というテーマで記事を更新していきます。それでは行きましょう!
【この記事を読んで欲しい方】
- 転職エージェントの担当者は変えることが出来るのか?迷っている方。
- 転職エージェントの担当者を変えるには、どのように言えばよいのか?
- その他の選択肢はないのか?と考えている方
転職エージェントの担当者は変えられるのか

結論から言うと、変えられます。
でも、担当者を変更して欲しいと通知するのは、その担当者に気の毒と思ってしまいますよね・・・
しかし、転職エージェントのビジネスモデルは、求職者が採用された企業から手数料を貰う形です。
そのため、エージェント側も担当者を変えるということについては、応じてくれるはずです。

変えるべきでない、優秀な担当者の特徴

私は、リクルートエージェントやdoda、マイナビ、JACリクルートメント、ビズリーチ、クイックなど、様々な転職エージェントの担当者と接してきました。
優秀な担当者の特徴を記載していきます。
【優秀な担当者の特徴】
- レスポンス(返信)が早い
- 傾聴力が高く、理解力、編集力が高い
- 相手目線で気が配れる
レスポンス(返信)が早い
優秀な担当者の特徴は、とにかくレスポンスが早いです。
レスポンスが早いというのは、すぐに提案をしてくれるということではありません。

メール確認しました。
本件、検討したうえで、〇月✖日にご返信いたします。
今しばらくお待ちください。
上記のように、すぐに返信をくれる方は優秀です。
求職者のことを一番に考えてくれている気持ちが伝わります。
レスがなければ、自分が送ったメールに対し、読んでくれたのかな?と不安になります。
レスポンスの初動が数日後に来る担当者は、私の経験上、仕事が出来ない人です。
傾聴力が高く、理解力、編集力が高い
傾聴力が高く、理解力、編集力が高い人は、優秀です。
抽象度が高いので、具体的にどういう人なのか解説します。
傾聴とは、相手を否定せず、共感をすることです。
理解力とは、相手のやりたいこと、考えていることを理解する力です。
そして編集力とは、求職者が話してくれた情報をもとに、〇〇ということですよね?
と具体的にまとめることが出来る能力です。

そんな人はいるのか?と思いますよね?
居るんです。たまにいるんです。
リクルートエージェントで良くしていただいたAさん。
JACリクルートメントで一度だけ管理職の採用でお世話になったBさん。
本当に優秀でした。
ハイクラスの求職者を扱う企業ほど、優秀な担当者は多いです。
相手目線で気が配れる
気が配れ、細かい要望に応じてくれる担当者は優秀です。
私が感じるのは、コミュニケーションコストが低い担当者は優秀だと思います。
相手に気が配れている証拠ですね。
例えば、こんなメールをくれる担当者どう思いますか?

A社の面接の時間、いつがよろしいでしょうか?
ご連絡いただけると幸いです。
こんな担当者はダメですね。
コミュニケーションコストが高いです。
自分で日付を言わないといけないので、3回レスが必要です。
こういう担当者であれば、2回のレスで済みます。

A社の面接ですが、下記の日程で都合が良い時間を教えて下さい。
面接は2時間程度です、
①4月12日(月)13:00~
②4月13日(火)15:00~
③4月14日(水)9:00~16:00
④4月15日(木)15:00~17:00
こういわれると、自分が話して、向こうから帰ってくる日程に返信すれば終わりです。
意外といるんですよね・・・こういう気が配れない担当者の方。
変更するべき担当者

変えるべき、担当者の特徴は以下の通りです。
【変えるべき担当者の特徴】
- エージェント側の都合優先
- メールのレスポンスが遅い
- 人として苦手
エージェント側の都合を優先する
たまにエージェント側の都合を優先する担当者もいます。
あの時に、人事担当者にこう言ったので、今更そういうことは言えません・・・
そんなことを言う担当者もいます。
それはおかしいんですよね。
本来エージェントの役割は、求職者優先なはずです。
エージェント側の都合を優先する担当者は、変更するべきです。
メールのレスポンスが遅い
自分がメールを送って、24時間以内にレスポンスがない担当者は変えるべきです。
上述にも書きましたが、メールが届いたか届いていないか、どのくらいで返信できそうかを記載するだけでも、相手目線で仕事が出来ているかが分かりますよね。
人として苦手
人間同士ですので、人として合う、合わないというのはあるはずです。
話していて、マナーが悪い、態度が悪い。
業界に詳しくない。
詳しくないとしても、次の日に会社で調べてレスポンスすらない。
こんな人は、人としてどうなのか?と感じてしまいますよね(笑)
担当者を変えてみましょう!
担当者を変えるには、どのように言えばいい?

基本的には、メールでOKです。
但し、丁重に担当者の変更をお願いしたいのですが、と伝えるのがスマートな社会人です。
必ず、担当してくれた担当者の気持ちを考えて、自分だったらこういう内容であれば仕方がないと思えるような内容にしましょう。
例えば…
〇〇様にご担当頂き、感謝申し上げます。
私は〇〇業界に転職したいので、もう少し〇〇業界の事が分かる、他の担当者様と話したいと考えております。
大変厚かましいお願いで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
というような内容であれば差し支えなさそうですね。
要注意人物とみられる可能性がある
しかし、担当者が変わったとしても、新しいエージェントの担当者も旧担当者からの言い分も聞くでしょう。
登録者が要注意人物、「クレーマー」と思われる可能性も否定できません。
そのような接し方になれば、お互いに探り探りとなり、本当のことを言わずに当たり障りのない事しか言ってくれなくなる可能性が高いです。
そうなると、登録者である貴方も損をしますよね・・・

この記事をご覧いただいている貴方も、寛大な気持ちで転職エージェントの担当者と接してきたものの、結果的に担当者を変えたいという考えに至っていると思います。
正直、エージェントの担当者も人間です。
いい気持ちにはなりません。
極稀ですが、エージェントの担当者から・・・

この求職者は、他の求職者と比較しても、気遣いが出来て、レスポンスも早く、誠実で気持ちの良い対応が出来る方です。
人間としてとても素晴らしい方たので、是非よろしくお願いします。
ということを言われたりします。
そうすると、この求職者は、本当に人間として素晴らしい方なんだなと感じます。
一度担当者を変更すると、新担当者からはそのようは話は出ず、上記のようなお墨付きは、まずなくなると思ってよいでしょう。
他の選択肢はないのか?
一事が万事と言いますし、そのエージェントとはウマが合わなかったと考え、新しいエージェントを利用することを個人的にはおすすめします。
平成26年度で、日本の転職エージェント(有料職業紹介事業)は、17,893社あります。
出展元:厚生労働省

ですので、一社の転職エージェントとウマが合わなかったとしても、次のエージェントにお願いすれば良いのです。
とはいえ、聞いたこともないような零細の転職エージェントに登録しても、思うような仕事が見つからないと思います。
おすすめの転職エージェント

日本には、全国で17,000社あると言われています。
めちゃくちゃ多いですよね・・・
数ある転職エージェントの中でも、正社員応募では、下記のエージェントに登録しておけば、間違いありません。
①リクルートエージェント
②doda(パーソルキャリア)
③JACリクルートメント
④マイナビジョブ20’s
転職エージェント4社を紹介(すべて登録無料)

リクルートエージェント
リクルートエージェントは求人登録数No.1を誇る、実力のある転職エージェントです。
専属のキャリアアドバイザーが、転職を成功までサポートしてくれます。
より詳しい情報が気になる方は、下記のリクルートエージェント公式サイトをご覧ください。
求人数も多く、まず登録しておいて間違いないエージェントです。
但し、求人数も多い分、担当者も多いため、当たりはずれが多いのも特徴ですね・・・。
【おすすめ度:★★★★・】

doda(パーソルキャリア)
【おすすめ度:★★★★★】

「doda」は、国内でトップレベルの知名度、質の高い求人が揃っている評判の高い転職エージェントです。
転職者満足度No.1を誇るほど、サービスが充実している転職エージェントだと言えます。
たくさんの求人を紹介してくれるようですので、転職への選択肢も広がりそうですね。
より詳しい情報が気になる方は下記の公式サイトをご覧ください。
まずは登録してみてはいかがでしょうか?
勢いのある会社で、私の会社もお付き合いがあります。
担当者が優秀で、ゴリゴリ年収交渉をしてくれます。(汗)
登録すると、自動的にエージェントと情報サイトの登録になるようですので、とっても便利ですね。
JACリクルートメント
年収600万円以上のハイクラスの方は、JACリクルートメントを間違いなくおすすめします。
【おすすめ度:★★★★★】

あまり聞いたことのない会社かもしれませんが、東証一部上場の企業で、人材紹介専業では、日本国内で一番の売り上げを維持しています。
担当者も非常に会話していて気持ちの良い、スマートな担当者ばかりで、年収600万円以上のハイクラスの方にはおすすめのエージェントです。
30後半の方向けの年齢層に特化しているエージェントであるため、該当する方は確実におすすめします。
有名YouTuberのサラタメさん、リベラルアーツ大学の両さんもおススメしているエージェントです。
私も、サラリーマンの年収が600万円を超えていますし、実務をしていて、JACさんは優秀な担当者が多いので、転職をするなら、確実にJACリクルートメントさんを使います。
20代の第二新卒枠の転職におすすめ
③マイナビ ジョブ20’s
【おすすめ度:★★★★★】
20代に強い求人は、間違いなく、マイナビ ジョブ20’sです。
マイナビジョブ20’sとは、マイナビグループが提供する20代若手社会人のための無料転職支援(人材紹介)サービスです。
専任のキャリアアドバイザーが、個別キャリアカウンセリングを行い、あなたの経験や希望に最適な企業をご紹介します。
第二新卒に圧倒的におすすめのエージェントですね。

特化型転職エージェントをおすすめしない理由

特化型転職エージェントとは?
一般的に下記のような「特化型」があります。
- 女性専門
- IT専門
- インターネット・ゲーム
- アパレル
- WEBフリーランスエンジニア
- マスコミ・広告
- メーカー系エンジニア
特化していることに、メリットもあると思います。
想定されるメリットは・・・
- 業界・職種のノウハウがある
- 現場経験がある
- 詳細なコンサルをしてくれる
他にもあると思います。
しかし、私は「特化型エージェント」はおすすめしません。
おすすめしない理由

自分の可能性を狭めている
理由の1つ目は、自分の可能性を狭めているからです。
総合型の転職エージェントは、求職者が出した履歴書や職務経歴書から、ある程度この業界で行けるかもと想像しながら話をします。
一方、特化型の転職エージェントは、同一の業界の中から、求職者のレベル感当てはめることしか選択肢がありません。
別の業界であれば、もっと条件の良い転職先がある場合があるにも関わらず、そのレベル感で紹介することしか出来ません。
結局、自分の可能性を自ら狭めていることになります。
転職エージェントも仕事ですので、本当はオーバースペックな人材でも別のエージェントを紹介することはなく、自分が抱えている企業のみで当てはめようとするのです。
求人数が少ない
理由の2つ目は、求人数が少ないからです。
先ほども話したように、転職エージェントは、求職者の業務の棚卸をし、それぞれの個性やスキルを確認します。
そして、会話の中である程度値踏みをします。
私が仲良くさせて頂いている、エージェントは、こう言います。

求職者の方と面談すると、この学歴、スキル、頭の回転で、大体この企業なら受かりそうって、わかるんですよね。
求職者にズバッとは言えませんけど、会話の中でレベル感を探って、自分の中の感覚で基準を作ります。
そうなんです。
面談の会話の中で、ある程度値踏みされるんです。
そこで、転職エージェントの担当は、企業を紹介します。
ということは、求人数が多ければ多いほど、求職者にとってはメリットがあります。
中小企業が多い
3つ目の理由は、中小企業が多いからです。
私は中小企業を悪く言っているわけではありません。
ですが、一般的に大手企業のほうが諸条件が良い場合が多いと思います。
ですが、特化型エージェントの場合、中小企業が多いという印象があります。
仲の良い転職エージェントに聞いたところ、下記のような返答でした。

中小企業は総合型のエージェントに登録しても、担当者が登録してくれないのは分かっているんじゃないですかね。
年収の30~40%をもらう手数料商売だから、条件の良い大手企業ばかりを勧めます。
だから、特化型のエージェントに登録して、中小企業自らも特化しないと紹介が回ってこないと分かっているんじゃないですかね?
つまり、中小企業自身も特化しないと紹介が増えないということですね。
【まとめ】特化型転職エージェントをおすすめしない理由

私は総合型の採用エージェントをおすすめします。
特化型エージェントをおすすめしない理由は
- 自分の可能性を狭める ⇒特化しているので、応用が利かない
- 求人数が少ない ⇒選択肢が少ない
- 中小企業が多い ⇒大手企業に比べ一般的に条件が良くない
となります。
詳しくは、特化型転職エージェントをおすすめしない理由についての記事をご覧ください。
さいごに

いかがだったでしょうか。
今回は転職エージェントの担当者は変えられる?担当者を変えたいと思っている方へというテーマで記事を更新しました。
私は、キャリアコンサルタントとして、様々な転職に関連する情報を発信しています。
転職を考えている、転職のやり方が分からない、転職をしたときはどんな気持ちだったのかなど、様々なことを赤裸々に書いています。
是非、他のブログもご覧頂けると幸いです。
転職 | トクメイブログ キャリアコンサルタント (kitakyublog.com)
【紹介した転職エージェント】
私のおすすめの転職エージェントの記事を書いています。
7年間、最前線で転職エージェントと関わった私が登録しておいて間違いないと思えるエージェントです。
気になる方はチェックしてみて下さい。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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