
銀行を辞めたいんだけど、辞め時が分からないな・・・
主任や係長になったら給料もそこそこ良いし、家族がいる先輩はいやいや仕事をしている。
正直、給料は他の業界よりも良いと言われているし・・・
でも、この仕事がずっと続くのはメンタルが持たないよ・・・
今回はこんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性/筆者紹介】


この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
私は、5年8カ月間、地方銀行で勤務した後、某大手企業に転職を成功させることが出来ました。
今回は、元銀行員で現在人事の採用責任者として働いている私が、銀行員が転職を考える「ベストタイミング」について記事を書いていきたいと思います。
それでは行きましょう。
この記事を読むメリット
・銀行員を辞めるベストタイミングが分かります
・銀行員の今後の年収がわかります
・銀行員を辞める際に気を付けるべきポイントが分かります
銀行員が転職を考えるベストタイミング

銀行員が転職を考えるべき、ベストタイミングは、3~6年目です。
その理由について記載していきます。
3年目~6年目がベストタイミングな3つの理由
社会人としての基礎固めが出来ている
企業は「社会人としてのマナー」や「対人コミュニケーション」などを特に重視しています。
3年目~6年目の銀行員は、一般的な社会人としての基礎固めが確実に出来ています。
また、特に銀行員の場合、ビジネスマナーにうるさい経営者や年配の方にも気持ちのよい対応が出来るように、研修や上司からの理不尽な指導にも耐え忍んでいます。
そんな実績や経験は、一般企業にとってはとてもありがたいスキルです。
年収が上がり切っていない

銀行員は4年目と8年目で年収が上がるタイミングがあります。
私が勤務していた銀行では、順調に出世していけば、下記の年収帯でした。
- 1~3年目 :400万円
- 4~7年目 :550~800万円
- 8年目以降 :750~1500万円

私は運良く、預かり資産部門で表彰されたこともあり、6年目の年収は740万円でした。
一方で、私は27歳で転職して400万円まで落ち込みました。
このような年収を見ると、銀行員は年収はかなり良い方です。
年収が上がってしまうと、家族がいた場合やローンがあると、お金のためにストレスを抱えながら頑張るしかない…
というマインドで転職に踏み切れないですよ。
銀行員の今後の年収は?
今は銀行員の年収はそれなりですが、今後はどうでしょうか?
私は、今後の年収は下落傾向にあると考えています。
詳しくは、下記の記事をご覧になってください。
仕事の実績も上がってきている
3~6年もすれば、一端に担当先からの信頼も勝ち取ることが出来、同期との差も出てくるころだと思います。
また、自分の得意分野もある程度わかるようになってきていますよね?
となれば、転職する際に、自分の強みは「コレ」だ!
と面接官にアピールすることが出来ます。
銀行員が転職を考えるべき3つの理由

銀行員が転職を考えるべき理由は3つあります。
- 銀行は淘汰されていく
- 銀行員が必要なくなってくる
- 銀行員はスキルが身につかない
1つずつ解説していきます。
銀行は淘汰されていく
菅首相は、9月2日の自民党総裁選の出馬表明会見で「地方の銀行について、将来的には数が多すぎるのではないか」と発言。
翌3日には「再編も一つの選択肢になる」と明言し、収益力に乏しい「限界地銀」にメスを入れる意志を示した。
第一地銀が加盟する全国地方銀行協会(64行)の損益合計をみると、本業から得た利益となる「業務純益」は2010年度に1兆3818億円だったが、直近の19年度には9761億円まで減少している。
地域金融機関の投資アドバイザーなどを務める和キャピタル(東京・千代田)の小栗直登社長は「地銀が自ら合併や廃業を進めてオーバーバンキングを解決するのは不可能に近い」と指摘する。
引用元:日本経済新聞 日経ビジネス

要するに、収益性に乏しい銀行は淘汰されていくということですね。
メガバンクも、大規模なリストラや週3、4勤務という新しい働き方も出てきており、ビジネスモデルとして厳しい状況です。
銀行員が必要なくなってきている
銀行の9割、銀行員の99%は「消える」
なぜもう「銀行はいらない」のか?ビジネスモデルの崩壊によって銀行の9割、銀行員の99%は「消える」
衝撃的な予測を掲げるのが『もう銀行はいらない』(ダイヤモンド社)を上梓した上念 司氏だ。
その思いは、実は上念氏自身が銀行員だった1990年代から抱いていたという。
出展元:Fintech journal
私も「上念さんの本」を読みましたが、同感でした。
AIやフィンテックの台頭
AIやフィンテックの金融技術の進化によって、銀行の業務独占が崩れ始めています。
楽天銀行や住信SBI証券を利用すれば、振り込み手数料がかからないケースが大半です。

ネット銀行って、通帳もないし怖いよな・・・
ちゃんと保証もあるか分からないし・・・

最近のメガバンクも通帳をなくそうとしていますよね?
みずほ銀行は通帳新規発行・繰り越しごとに1冊1,100円の手数料がかかることになりました。
また、楽天銀行や住信SBI証券はちゃんと「ペイオフの対象」ですよ!
ペイオフとは1金融機関1預金者あたりの元本1,000万円までと、その利息等が保護の対象となります。
しかも、普通預金の金利は、ネット銀行のほうが条件がよい。
これからは、みんなネット銀行を利用しますよね。
アラフォーの私ですら、そうなのですから・・・
ブロックチェーン
ブロックチェーンによる中央監視が必要ない暗号資産により、ビットコインなどの仮想通貨がマジョリティになれば、伝統的な銀行業務は消えていくのではないでしょうか?
銀行員はスキルが身につかない
銀行員はスキルが身につきません。
キャリアコンサルタントとして言うならば、「キャリア・アダブタビリティ」が銀行員はありません。
「キャリア・アダプタビリティ」とは、個人のキャリアについて、環境変化に合わせた適応ができる能力のことです。
スキルがないので、環境変化(転職した先の職場)に適応が困難なのです。

私が銀行員で身についたスキルは・・・
- 「胆力」
- 「忍耐力」
- 「ド根性」
- 「札勘」
でしょうか・・・(汗)
精神面が多いような・・・。
一方、私は「対人コミュニケーションスキル」は同期には負けないレベルで銀行で磨くことが出来ました。
まとめ 銀行員が転職を考えるべき理由
銀行員が転職を考えるべき理由のまとめ
銀行は淘汰されていく
銀行員が必要なくなってくる
銀行員はスキルが身につかない
銀行員からスムーズに転職をするには?

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めちゃくちゃ多いですよね・・・
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- リクルートエージェント
- doda(パーソルキャリア)
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- マイナビジョブ20’s
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年収600万円以下の方
下記のエージェントをオススメします。
①リクルートエージェント
求人数も多く、まず登録しておいて間違いないエージェントです。
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私の付き合いのある担当者も転職経験者で、とても親身になって相談に乗ってくれる方です。
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DODA(旧:インテリジェンス)は、勢いのある会社です。
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退職を伝えるのが怖い方は退職代行という選択肢

私も銀行を辞める決断をした際、とても話にくかったことを覚えています。
そして辞めるのと引き換えに、「有給は取得するな」、「ノルマを達成してから辞めろ」と言われたことを覚えてます。
今、私は人事の仕事をしているので、上記は当然おかしなことなのですが・・・
当時27歳の私はそれがおかしなことなのか分かりませんでした。
退職代行を利用すれば、退職に関わる手続きをすべてやってくれますよ。

私が今でも後悔しているのが、「有給休暇を40日余らして、辞めたこと」です。
連続休暇も取らずに辞めました・・・
当時の基本給は約30万円でした。
有給を取得しなかったことによって、54万円も損したことになります。
【計算式】30万円÷22日(1ヵ月の所定労働日数)×40日=545,454円

退職代行費用は約3万円かかりますが、有給取得を交渉してくれることや、有給休暇買取も交渉してくれます。
初期費用は掛かりますが、トータルで見ると得をしますよ。
退職代行サービスをまとめた記事も書いています。
銀行員はとにかく体育会系。
支店長に言いづらいですが、自分の権利はしっかり主張しましょう。
損をしないために、是非ご覧ください。
私自身、銀行に勤務していましたが、転職をして本当に良かったと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回は銀行員が転職するベストタイミングというテーマでブログを更新しました。
再度、紹介した転職エージェントを記載します。
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最後までご覧頂きありがとうございました。
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