
銀行員の年収は今後どうなるんだろう?
下がる一方なのかな?
将来が不安で仕方がないよ・・・
今回はこんなお悩みにお答えします。
【筆者のプロフィール/この記事の信頼性】


こんにちは。匿名係長です。
私は銀行員として約6年ほど働いた後、事業会社に転職をしました。
私の勤務していた銀行は「第一地銀」でしたが、メガバンク並みの給料だったと聞いています。
先日、銀行の同期に今の銀行員の年収を確認することが出来ました。
今回は、銀行員の今後の年収はどうなるのか?というテーマで記事を更新していきます。
それでは行きましょう。
この記事を読むメリット
銀行員の今後の年収が分かります
昔の銀行員と今の銀行員の違いが分かります
銀行員は今後どうするべきかが分かります
今後、銀行員の給料は下がる

銀行員の年収は、今後下がる一方です。
理由はたくさんありますが・・・
ひとつの例として、低金利による収益の悪化、ネット銀行の台頭による手数料の減少があります。

最近は、貸出金の目標もないとのこと。
私は同期は、何のために銀行員をしているのか?
仕事は、クレジットカードの決済機材の導入や相続手続きの斡旋など・・・
何をしているのか分からないよ・・・
という話を聞きました。
2014年の銀行員の年収(上位地銀)
私が銀行在籍中の年収を下記に記載します。
なお、私が勤務していた銀行は地方銀行の上位でメガバンク並みの給与でした。
【一般行員】1年目~3年目の年収は400万円
1年目~3年目は400万円です。
少ないと思うかもしれませんが、寮に入ることが一般的で寮費が激安なので可処分所得は高いんですよね。
ちなみに寮費7,000円でした。
【主任行員】4年目~8年目は500〜600万円
銀行から求められた資格を取得し、平均的に仕事ができていれば支店長の推薦で主任の試験を受験できます。
主任行員になると基本給が5万円上がり、年収は500万円~600万円になります。
結婚して住宅補助などがあれば加算されます。

ちなみに私が主任の時は、年間500時間ほど残業して年収が550万円でした。
【係長クラス】9年目~12年目は700〜900万円
9年目に係長の昇進試験を受験できます。
この辺りから、資格が取れなかったり仕事の出来/不出来で昇格にばらつきが出てきます。
係長になると、年収は700~900万円くらいです。
普通の一般企業に比べると、かなり高い年収です。
【支店長代理クラス】13年目以降1,000万円〜
支店長代理クラスになると、1,000万円を突破します。
私の銀行は役席クラスまで、残業代が付きました。
ただし、役席になると支店長からのアタリも強くなります。
役席はストレスの割に給与が少ないなど、割りに合わないそうです。
支店長クラスは1,200〜1,500万円
支店長クラスになると、年収は1,200~1,500万円です。
支店の大きさや、支店の成績によって増減がありますが、1,200万円を下回ることはありませんでした。
現在の銀行員の年収は?
私が銀行に入行した際と基本給は変わっていないとのことですが、残業は禁止のため月給が大幅に下がったとの声を聞きます。
ここ最近は残業するのであれば、始末書を書くレベルとのこと。
銀行員は残業代があるので高年収だった
銀行員の年収が高いのは、残業代で稼いでいたから高年収を維持できていました。
ここ最近は残業禁止との指令があるため、いわゆる管理監督者ではない行員の年収はかなり下がっているようです。
下記の表は、私の同期に聞いた年収です。
2024年の銀行員の年収
2024年現在、銀行員の年収は以下の通りとなっています。
比較してみましょう。
役職 | 2014年 | 202年 | 差額 |
一般 | 400万円 | 350万円 | ▲50万円 |
主任 | 500~600万円 | 420~470万円 | ▲80~130万円 |
係長 | 700~900万円 | 550~700万円 | ▲150200万円 |
支店長代理 | 1,000万円~1,050万円 | 800万円~900万円 | ▲150〜200万円 |
支店長 | 1,200~1,500万円 | 1,000~1,200万円 | ▲200〜300万円 |
約10年間で、150~200万円年収が下がっています。
それだけ残業代がついていたということです。
今はその残業代がない。
年収的には、かなり厳しい状態です。
銀行員はそのほかの出費が多い

一般企業に転職して、思うことは、銀行は出費が多いということです。
飲み会が多い
銀行員はとにかく飲み会が多いです。
支店長によりますが、ほぼ毎日飲みに支店長もいます。
毎日のみにいくとなると、結構な出費です。
先輩から奢ってもらえる文化はあるとはいえ、痛い出費です。

4月や9月など、異動時期は本当に飲み会は多いです・・・
取引先との付き合いが多い
取引先との付き合いも多くあります。
例えば、ゴルフの付き合いなどがあります。
夜の飲み会などは、社長が払ってくれることが多いのですが・・・
ゴルフに行くと1回で15,000~20,000円掛かります。
ゴルフは経費ではありません。
単身赴任の手当てがない
銀行員は3年に一度転勤があります。
結婚して子供が出来ると、家族帯同で転勤した土地に移動するのが大変になってきます。
配偶者も子供のためにその地に残るという選択もあると思います。
そうなると、単身赴任をするのですが、銀行は単身赴任の手当てがありません。
そのため、2重生活を強いられることになり、出費がかさみます。
一人暮らしのワンルームを借りても5~6万円くらいかかりますよね。
光熱費や通信費など入れると7~8万円。
年間で100万円近い出費になります。
銀行は淘汰されていく

菅首相は、9月2日の自民党総裁選の出馬表明会見で「地方の銀行について、将来的には数が多すぎるのではないか」と発言。
翌3日には「再編も一つの選択肢になる」と明言し、収益力に乏しい「限界地銀」にメスを入れる意志を示した。
第一地銀が加盟する全国地方銀行協会(64行)の損益合計をみると、本業から得た利益となる「業務純益」は2010年度に1兆3818億円だったが、直近の19年度には9761億円まで減少している。
地域金融機関の投資アドバイザーなどを務める和キャピタル(東京・千代田)の小栗直登社長は「地銀が自ら合併や廃業を進めてオーバーバンキングを解決するのは不可能に近い」と指摘する。
引用元:日本経済新聞 日経ビジネス

要するに、収益性に乏しい銀行は淘汰されていくということですね。
メガバンクも、「大規模なリストラ」や「週3、4勤務」という新しい働き方も出てきていますね。
正直、ビジネスモデルとして厳しい状況なんでしょうね。
銀行員も副業する時代へ

メガバンクである「みずほ銀行」も、副業が解禁されましたね。
これからは銀行員も副業をする時代です。
それだけ本業で稼ぐ力が落ちているということでしょう。
銀行員を辞めるという選択肢も視野に

銀行員は今後年収が下がっていくことが考えられます。
今のうちに転職をするのもアリです。

銀行員を辞めるベストタイミングという記事も書いています。
退職を伝えるのが怖い方は退職代行という選択肢

私も銀行を辞める決断をした際、とても話にくかったことを覚えています。
そして辞めるのと引き換えに、「有給は取得するな」、「ノルマを達成してから辞めろ」と言われたことを覚えてます。
今、私は人事の仕事をしているので、上記は当然おかしなことなのですが・・・
有給休暇は労働者の権利。取得してやめるべき。
私が今でも後悔しているのが、「有給休暇を40日余らして、辞めたこと」です。
「有給休暇を取得せず辞めた方がみんなに迷惑がかからない」と支店長から言われたため、有給休暇を取得しませんでした。
当時27歳の私は、おかしなことなのか分かりませんでした。
当時の基本給は約30万円でした。
有給休暇を取得しなかったことで54万円の損失
有給を取得しなかったことによって、54万円も損したことになります。
【計算式】30万円÷22日(1ヵ月の所定労働日数)×40日=545,454円
退職手続きのプロの退職代行を利用すれば心強い
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退職代行費用は約3万円かかりますが、有給取得を交渉してくれることや、有給休暇買取も交渉してくれる場合もあります。
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最後までご覧頂きありがとうございました。
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