銀行員の年収は今後どうなるんだろう?
下がる一方なのかな?
将来が不安で仕方がないよ・・・
今回はこんなお悩みにお答えします。
【筆者のプロフィール/この記事の信頼性】
この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
銀行員として、約6年ほど働いた後、一般企業に転職をしました。
私の勤務していた銀行は「第一地銀」でしたが、メガバンク並みの給料だったと聞いています。
先日、銀行の同期に今の銀行員の年収を確認することが出来ました。
私の同期は銀行の人事である経営管理部の主任調査役をしているので、確かな情報です。
今回は、銀行員の今後の年収はどうなるのか?というテーマで記事を更新していきます。
それでは行きましょう。
【この記事を見て理解できること】
- 銀行員の今後の年収が分かります
- 昔の銀行員と今の銀行員の違いが分かります
- 銀行員は今後どうするべきかが分かります
銀行員の給料は今後下がる一方!
銀行員の年収は、今後下がる一方です。
理由は多くありますが、ひとつの例として、低金利による収益の悪化、ネット銀行の台頭による手数料の減少があります。
最近は、貸出金の目標もないとのこと。
私は同期は、何のために銀行員をしているのか?
仕事は、クレジットカードの決済機材の導入や相続手続きの斡旋など・・・
何をしているのか分からないよ・・・
という話を聞きました。
私が居たころの銀行員の年収を下記に書いていきます。
【一般行員】1年目~3年目の年収
1年目~3年目は300万円~400万円くらいです。
少ないと思うかもしれませんが、寮に入ることが一般的で、寮費が激安なので可処分所得は高いんですよね。
ちなみに私は寮費7,000円でした。
【主任行員】4年目~8年目
4年目で普通に仕事が出来ていると、主任行員に昇進します。
主任行員になると、基本給が5万円くらい上がりますね。
主任になると500万円~600万円といったところです。
幅があるのは、結婚して住宅補助をもらうかどうかによるからです。
ちなみに私は主任の時、年間500時間ほど残業して、年収が550万円(住宅補助/年36万円込み)くらいでした。
【係長クラス】9年目~12年目
9年目くらいになると、係長になります。
係長になると、年収は700~900万円くらいです。
普通の一般企業に比べると、かなり高い年収をもらえます。
【役席クラス】13年目以降
支店長代理クラスになると、1、000万円は突破します。
私の銀行は役席クラスまで、残業代が付きました。
ただし、役席になると支店長からのアタリも強くなり、よく役席は割に合わないということを言っていました・・・
【支店長クラス】
支店長クラスになると、1,200~1,500万円くらいです。
支店の大きさや、支店の成績によって増減がありますが、1,200万円は下回ることはないでしょう。
現在の銀行員の年収は?
基本給は私が銀行に入行した際と変わっていないとのことですが、残業は全くつかないとのことです。
残業するのであれば、始末書を書くレベルとのこと。
銀行員の年収が高いのは、正直のところ残業代で稼いでいたからなんですよね・・・
ということは、一般行員~支店長代理までは全く残業がつかないため、かなり厳しい。
下記の表は、私の同期に聞いた年収です。
役職 | 2010年頃 | 2021年(ヒアリング) |
一般 | 300~400万円 | 300~350万円 |
主任 | 500~600万円 | 420~470万円 |
係長 | 700~900万円 | 550~700万円 |
支店長代理 | 1、000万円~ | 700万円~800万円 |
支店長 | 1,200~1,500万円 | 1,000~1,200万円 |
見比べてみると、150~200万円ほど年収が下がっています。
それだけ残業代がついていたんですよね。
私の時は、月に10日ほど鍵当番があり、最後の最後まで残業していました。
今はその残業代がない。
年収的には、かなりキツイですね。
銀行員は出費が多い
一般企業に転職して、思うことは、銀行は出費が多いということです。
飲み会が多い
銀行員は飲み会が多いです。
支店長によりますが、ほぼ毎日飲みに行くこともあります。
しかも、役職が上の人が奢る文化があります。
少なくても週1回はあるため、支店長代理になると1回の飲み会で1万円を出すことが普通です。
となれば、月に4万円の出費。
痛いですね。
4月や9月など、異動時期は本当に飲み会は多いです・・・
取引先との付き合いが多い
ゴルフの付き合い
銀行員は取引先との付き合いが多いです。
夜の飲み会などは、社長が払ってくれることが多いのですが・・・
ゴルフに行くと、1回で15,000~20,000円掛かります。
ゴルフは経費となりません。
社長が行くゴルフ場は、名門のゴルフ場なので高いんですよね・・・
単身赴任の手当てがない
銀行員は3年に一度転勤があります。
結婚して子供が出来ると、家族帯同で転勤した土地に移動するのが大変になってきます。
配偶者も子供のためにその地に残るという選択もあると思います。
そうなると、単身赴任をするのですが、銀行は単身赴任の手当てがありません。
そのため、2重生活を強いられることになり、出費がかさみます。
一人暮らしのワンルームを借りても5~6万円くらいかかりますよね。
光熱費や通信費など入れると7~8万円。
年間で100万円近い出費になります。
銀行は淘汰されていく
菅首相は、9月2日の自民党総裁選の出馬表明会見で「地方の銀行について、将来的には数が多すぎるのではないか」と発言。
翌3日には「再編も一つの選択肢になる」と明言し、収益力に乏しい「限界地銀」にメスを入れる意志を示した。
第一地銀が加盟する全国地方銀行協会(64行)の損益合計をみると、本業から得た利益となる「業務純益」は2010年度に1兆3818億円だったが、直近の19年度には9761億円まで減少している。
地域金融機関の投資アドバイザーなどを務める和キャピタル(東京・千代田)の小栗直登社長は「地銀が自ら合併や廃業を進めてオーバーバンキングを解決するのは不可能に近い」と指摘する。
引用元:日本経済新聞 日経ビジネス
要するに、収益性に乏しい銀行は淘汰されていくということですね。
メガバンクも、「大規模なリストラ」や「週3、4勤務」という新しい働き方も出てきていますね。
正直、ビジネスモデルとして厳しい状況なんでしょうね。
銀行員も副業する時代へ
メガバンクである「みずほ銀行」も、副業が解禁されましたね。
これからは銀行員も副業をする時代です。
銀行員のおすすめの副業についての記事を書いています。
残業がない分、飲みに行かずに副業に時間を使いましょう!
銀行員を辞めるという選択肢
銀行員は今後年収が下がっていくことが考えられます。
今のうちに転職をするのもアリです。
銀行員を辞めるベストタイミングという記事も書いています。
採用担当者として8年間の経験をすべて詰め込んだ内容になります。
また、転職するのであれば、下記のブログは必ず役に立ちますので、ぜひ一度ご覧ください。
退職を伝えるのが怖い方は退職代行という選択肢
私も銀行を辞める決断をした際、とても話にくかったことを覚えています。
そして辞めるのと引き換えに、「有給は取得するな」、「ノルマを達成してから辞めろ」と言われたことを覚えてます。
今、私は人事の仕事をしているので、上記は当然おかしなことなのですが・・・
当時27歳の私はそれがおかしなことなのか分かりませんでした。
退職代行を利用すれば、退職に関わる手続きをすべてやってくれますよ。
私が今でも後悔しているのが、「有給休暇を40日余らして、辞めたこと」です。
連続休暇も取らずに辞めました・・・
当時の基本給は30万円でした。
有給を取得しなかったことによって、54万円も損したことになります。
【計算式】30万円÷22日(1ヵ月の所定労働日数)×40日=545,454円
退職代行費用は約3万円かかりますが、有給取得を交渉してくれることや、有給休暇買取も交渉してくれます。
初期費用は掛かりますが、トータルで見ると得をしますよ。
退職代行サービスをまとめた記事も書いています。
損をしないために、是非ご覧ください。
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私自身、銀行に勤務していましたが、転職をして本当に良かったと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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