キャリアコンサルタントを取得したけど、キャリコンだけじゃ不安だな。
キャリコンとして、もっと知識の幅を持たせるために、ファイナンシャルプランナーを勉強しようと思っているんだけど、実際どうなんだろう。
実際に2つの資格を持っている人の意見を聞きたいな。
今回はこんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性/筆者紹介】
この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
キャリアコンサルタントとしても活動しており、上場企業にセミナーを実施したり、中小企業にセルフキャリアドックを実施したりしています。
私はキャリコンとFP資格を持っており、実際にキャリアコンサルティングでもFPの知識が生かされています。
そこで、今回はキャリアコンサルタントが「FPを取得するメリット」について書いて行こうと思います。
それでは行きましょう。
この記事を読むメリット
キャリアコンサルタントがFPを取得するメリットが分かります
キャリアコンサルティングにFPの知識が生かされる実体験を知ることが出来ます
おすすめの他の併用資格が分かります
FP取得ならスタディング
キャリアコンサルタントがFPを取得するメリット
キャリアコンサルタントがFPを取得するメリットは下記の3つです。
- マネープランに強いキャリコンを目指せる
- ライフキャリアプランに明るいキャリコンになれる
- キャリコン+α(アルファ)でセルフブランディングが出来る
1つずつ解説していきます。
マネープランに強いキャリコンを目指せる
一つ目は「マネープランに強いキャリコンを目指せること」です。
その前に、ファイナンシャルプランナーについて補足します。
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。個々人や家族のライフプラン(人生設計)に基づく将来の収支の見通しを立て、最適な資産設計・資金計画を提案、アドバイスを行い、その実行をサポートします。そのため、FPはお金の面から家計の改善を図る「家計のホームドクター®」とも呼ばれています。
FPは職業の名称で誰でも名乗ることができます。ただし、「くらしとお金」に関するアドバイスは多岐にわたるため、FPには年金や保険、資産運用、税制、住宅ローン、相続など、幅広い専門知識が求められます。そこで、「くらしとお金」に関する様々な専門知識を有していることを証明するのがFP資格です。
引用元:日本FP協会
つまり、お金の面での様々なお悩みをサポートし、解決策をアドバイスする専門家ですので、マネープランに強いキャリコンを目指せます。
キャリアコンサルティングの場面では、実際にお金の面で視野が狭くなっているクライエントも多いはず。
そんなクライエントのお役に立つことが出来ます。
ライフキャリアプランに明るいキャリコンになれる
2つ目はライフキャリアプランに明るいキャリコンになれます。
具体的にFPで学べることは下記の6つ。
- ライフプラン(年金・社会保険・ローン)
- 保険(生命保険、損害保険)
- 資産運用、経済
- 税金
- 不動産
- 相続
とても幅広いですよね。
幅広いからこそ、ライフキャリアプランに明るくなれます。
- 年金はいつから貰えるのか
- 家を買うにはどんな選択肢があるのか
- 今後どれだけ税金を払うのか
- 家計のキャッシュフローの改善方法
様々なことでクライエントに寄り添えますね。
キャリコン+α(アルファ)でセルフブランディングが出来る
3つ目はセルフブランディングが出来ることです。
キャリアコンサルティングの領域は幅が広すぎるため、何かの領域に特化することが必要です。
私であれば、「キャリコン×採用×転職」を得意としています。
特に「採用」は実務で8年の実績があるため、他のキャリコンに負けない自信があります。
ここに強い!という強みを作るために、FPの知識があるキャリコンにも需要があります。
ファイナンシャルプランナーの資格の種類
ファイナンシャルプランナーの資格は2種類あります。
- 国家資格
- 民間資格
まとめると、下記の通り。
国家資格のファイナンシャルプランナー
国家資格のファイナンシャルプランナーは下記の通りです。
- 1級FP技能士
- 2級FP技能士
- 3級FP技能士
いわゆる、スタンダードな”FP技能士”は国家資格になります。
FP技能検定は、金融財政事情研究会(きんざい)と日本FP協会という2つの実施機関でそれぞれ行われますが、どちらに合格しても、国家資格として認定されます。
民間資格であるファイナンシャルプランナー
民間資格のファイナンシャルプランナーは下記の2つです。
- CFP(サーティファイテッド・ファイナンシャルプランナー)
- AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)
CFP(サーティファイテッド・ファイナンシャルプランナー)
CFP®資格は、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界25カ国・地域(2023年2月現在)で導入されている、「世界が認めるプロフェッショナルFPの証」で、FPの頂点とも言えるものです。原則として一国一組織により資格認定が行われており、日本においては日本FP協会が認定しています
日本FP協会より引用
CFPはFPの中でも、最上位の資格となります。
AFPアフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)
AFP資格は、FPとして必要かつ十分な基礎知識を持ち、相談者に対して適切なアドバイスや提案ができるFP技能を習得した者に与えられる資格です。日本FP協会では資格認定に際して「教育」「試験」「倫理」を重視し、健全で質の高いFPの育成に努めるとともに、継続的な能力の維持向上を図っています。
日本FP協会より引用
AFPについては、CFPほどではありませんが、FPとして十分な基礎知識を持っており、お客様に対して適切なアドバイスができるレベルとされています。
FPの国家資格、民間資格のまとめ
F Pの国家資格、民間資格をまとめると下記の通りとなります。
難易度 | 国家資格 | 民間資格 |
高 | 1級FP技能士 | CFP |
中 | 2級FP技能士 | AFP |
低 | 3級FP技能士 |
キャリアコンサルタントと併用して何を取得すべき?
結論、2級FP技能士を取得しましょう。
民間資格は、原則として、国家資格を取得した後でないとチャレンジできない資格だったり、実務経験が必要になります。
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FPの知識が生かされた実体験は?
私がキャリアコンサルティングをさせて頂いている際、役に立った事案は下記の通り。
- 財産推移(ライフプラン・シート作成時)
- 住宅ローンの知識
- 生命保険の知識
1つずつ解説していきます。
財産推移(ライフプラン・シート作成時)
FPの知識は、ライフプラン・シートを作成するための収入や支出の計算で役に立ちます。
収入では、給与(手取)や年金、その他の収入。
支出では日常生活費や教育費、ライフイベント費などを計算します。
その際に、FPの知識が役に立ちます。
そもそも、皆さんは給与の手取りの計算方法をご存知でしょうか?
意外と知らない人が多いのでは?
社会保険の計算は、「標準報酬月額」を参考に計算しています。
給与計算の知識があれば、クライエントに手取りの給与をきちんと伝えることが出来ます。
住宅ローンの知識
住宅ローンの知識は意外と知らない事ばかりなのではないでしょうか?
実際に住宅ローンを借りているひとも知らないことがあるはずです。
例えば、変動金利は5年間返済額が変わらないのはご存じですか?
金利は変動するのに返済額が変わらないのは、返済額の中の利子部分が変動するからです。
極端な話、大幅に金利が上がった場合、利息しか払ってない場合も起こりえます。
恐ろしいですよね。
元金が減っていないこともあるのです。
住宅ローンのリスクを伝えたうえで、購入するのか、賃貸のままにするのか。
こんなライフイベントに重要な話もクライエントに出来ます。
生命保険の知識
生命保険の知識もクライエントには重要です。
必要のない生命保険に加入していると、収支を圧迫します。
独身の方は、生命保険ってほぼ必要ないと思います。
有名YouTuberの両学長も同様のことを言っています。
必要な生命保険は下記の3つだと。
①掛け捨ての生命保険(妻子持ちのみ)
②火災保険
③自動車保険
なぜ、この保険が必要なのか、しっかりとクライエントと話せる知識を持つことが大切です。
知識があれば、キャリアコンサルティングにも厚みが出るはずです。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回は「キャリアコンサルタントがFP(ファイナンシャルプランナー)を取得するメリット」というテーマでブログを更新しました。
キャリアコンサルタントとダブルライセンスでおすすめの資格5選というテーマでもブログを書いていますので、ぜひご覧ください。
さいごまでご覧頂きありがとうございました。
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