年収650万って随分良い暮らしができそうだけど、実際の生活水準ってどうなのかな?
年収650万円稼げる人って勝ち組だと思うけど実際どうなんだろうか?
今回はこんなお悩みにお答えします。
この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
私はサラリーマンの年収は約650万円となっています。
私自身、この年収はありがたいと感じていますが、世間の評価はどうでしょうか…
そこで、今回は年収650万円の実際の手取り額や生活水準について、赤裸々に書いて行こうと思います。
それでは行きましょう。
年収650万円の手取り額は「約500万円」
年収650万円の手取り額は、約500万円です。
ひと月の手取り額は「41.6万円」になります。
実際に私の手取り額を赤裸々に記載します。
月給(手取り)
項目(単位:円) | 支給 | 控除 | 月給 |
基本給 | 340,000 | ||
役職手当 | 50,000 | ||
健康保険 | 14,630 | ||
厚生年金 | 34,770 | ||
雇用保険 | 1,174 | ||
所得税 | 11,720 | ||
住民税 | 24,400 | ||
合計 | 390,000 | 86,694 | 303,306 |
月給の手取りは、3,639,672円です。(303,306円×12か月)
ボーナス(手取り)
項目(単位:円) | 支給 | 控除 | 月給 |
賞与 | 700,000 | ||
インセンティブ | 180,000 | ||
健康保険 | 33,880 | ||
厚生年金 | 80,520 | ||
雇用保険 | 2,640 | ||
所得税 | 77,898 | ||
合計 | 880,000 | 194,938 | 685,062 |
ボーナスの手取りは、1,370,124円です。(685,062円×2回)
私の手取り年収
私の手取り年収は、「5,009,796円」になります。(3,639,672円+1,370,124円)
額面金額から約22%も税金が引かれているんですね…
税金って本当に大きいですよね。
年収650万円は勝ち組なのか?
つぎに、年収650万円は勝ち組なのか?という疑問に答えます。
結論、年収650万円は勝ち組と言えるでしょう。
理由は年収650万円の生活水準で解説します。
一般的な平均年収は?
パーソルキャリア(doda)が調査を実施した、データによると、平均年収は下記のようになります。
2021年の年代別の平均年収は「20代」が341万円、「30代」が437万円、「40代」が502万円、「50代以上」が613万円でした。
2020年と比較すると、20代・30代が7万円マイナス、40代が8万円マイナス、50代以上が変化なしという結果です。
また年齢別で見ると、20歳から51歳までのすべての年齢で昨年よりも年収がダウンしており、特に30代後半から40代では平均年収が10万円以上ダウンした年齢もあり、顕著な落ち込みが見られました。
男女別では、男性は20~40代で2020年よりも年収がダウンし、50代以上がアップ、女性は20代と40代で年収がダウンし、30代と50代以上でアップという結果になりました。
特に平均年収の落ち込みが大きかったのは男性の30代と40代で、ともに前回よりも10万円減少しています。
doda 平均年収ランニングより引用
年代 | 全体 | 男性 | 女性 |
20代 | 341万円 | 363万円 | 317万円 |
30代 | 437万円 | 474万円 | 378万円 |
40代 | 502万円 | 563万円 | 402万円 |
50代以上 | 613万円 | 664万円 | 435万円 |
年収650万円は男性50代でやっと超えます。
この表は平均年収ですので、「650万円は一般的には高給取り」とは言えそうですね。
650万円の年収偏差値
つぎに年収650万円の年収偏差値を見てみましょう。
年収 | 男性 | 比率 | 女性 | 比率 |
100万円以下 | 1,152千人 | 3.8% | 3,416千人 | 15.4% |
100万円超~200万円以下 | 2,174千人 | 7.2% | 5,258千人 | 23.7% |
200万円超~300万円以下 | 3,314千人 | 10.9% | 4,523千人 | 20.3% |
300万円超~400万円以下 | 5,017千人 | 16.6% | 3,890千人 | 17.5% |
400万円超~500万円以下 | 5,319千人 | 17.5% | 2,333千人 | 10.5% |
500万円超~600万円以下 | 4,096千人 | 13.5% | 1,232千人 | 5.5% |
600万円超~700万円以下 | 2,736千人 | 9.0% | 660千人 | 3.0% |
700万円超~800万円以下 | 1,949千人 | 6.4% | 366千人 | 1.6% |
800万円超~900万円以下 | 1,365千人 | 4.5% | 177千人 | 0.8% |
900万円超~1000万円以下 | 908千人 | 3.0% | 103千人 | 0.5% |
1000万円超~1500万円以下 | 1,661千人 | 5.5% | 189千人 | 0.8% |
1500万円超~2000万円以下 | 383千人 | 1.3% | 54千人 | 0.2% |
2000万円超~2500万円以下 | 112千人 | 0.4% | 12千人 | 0.1% |
2500万円超 | 136千人 | 0.4% | 15千人 | 0.1% |
年収650万円の男性では、上位30%。
年収650万円の女性では、上位7.1%以内です。
正規分布でいえば、男性の偏差値は「55」あたり。
女性の偏差値は「65」といったところです。
年収650万円の生活水準
年収650万円は一般的に高給取り、偏差値も50以上でそこそこと分かりました。
一方で年収650万円の生活水準はどうでしょうか。
3つのパターン分けをして解説します。
- 独身
- 既婚、子供なし
- 既婚、子供あり
独身:独身貴族を謳歌出来るレベル
年収650万円の独身は、独身貴族を謳歌出来ます。
イメージは下記の通り。
内容 | 収入 | 支出 |
給与 | 410,000 | |
家賃(3LDK) | 120,000 | |
食費(ほぼ外食) | 70,000 | |
通信費 | 10,000 | |
公共料金 | 20,000 | |
交際費 | 30,000 | |
娯楽費(趣味多め) | 50,000 | |
貯金 | 110,000 | |
合計 | 410,000 | 410,000 |
これだけ、贅沢をしても貯金は11万も出来ます。
家は贅沢に3LDKに設定しましたが、タワーマンションにも居住できるレベル。
また、車は中古であれば高級外車の「メルセデスベンツ」や「BMW」なども容易に購入できるレベルです。
既婚、子供なし:比較的裕福
内容 | 収入 | 支出 |
給与 | 410,000 | |
家賃(3LDK) | 120,000 | |
食費(ほぼ外食) | 70,000 | |
通信費 | 20,000 | |
公共料金 | 30,000 | |
交際費 | 80,000 | |
娯楽費(趣味多め) | 50,000 | |
貯金 | 20,000 | |
合計 | 410,000 | 410,000 |
ほとんど外食で、娯楽費も多めにとっていますので、比較的裕福な暮らしが出来ています。
ただ、将来に向けての貯金が少ないので、家賃や交際費などを削る必要がありそうです。
既婚、子供2人:生活はギリギリ
内容 | 収入 | 支出 |
給与 | 410,000 | |
家賃(3LDK) | 120,000 | |
食費 | 70,000 | |
通信費 | 20,000 | |
公共料金 | 30,000 | |
交際費 | 50,000 | |
娯楽費(車など) | 50,000 | |
養育費 | 50,000 | |
貯金 | 20,000 | |
合計 | 410,000 | 410,000 |
子供2人となると、生活はギリギリです。
貯金も心もとない金額になります。
パートナーからも、年収650万円は将来も不安と言われる可能性も…
家族や自分の将来のために年収を上げよう
先日、私のパートナーからは下記のようなことを言われました。
言われた当初は、悲しくて情けなかったのですが…
確かに、お金はあるに越したことはない。
年収=価値の提供。
年収が上がるということは、自分の市場価値が上がる。
自分自身にもプラスになる。
そうプラスに捉えることにしました。
年収を上げるには、「副業」か「転職」
年収を上げるには、下記の2つがあります。
私は「副業」もしていますし、「転職」もしています。
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手っ取り早く年収を上げるには「転職」
年収が確実に上げる方法は、転職をすることです。
サラリーマンでは、同僚や上司とのバランスや職位を見て、年収が決まります。
個人の能力があっても、すぐには年収が上がりづらい様々な要因があるのです。
自分の市場価値がどの程度あるか理解できるだけでも、参考になりますよ!
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有給休暇は労働者の権利。取得してやめるべき。
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「有給休暇を取得せず辞めた方がみんなに迷惑がかからない」と支店長から言われたため、有給休暇を取得しませんでした。
当時27歳の私は、おかしなことなのか分かりませんでした。
当時の基本給は約30万円でした。
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さいごに
いかがだったでしょうか。
今回は年収650万円の手取り額は?勝ち組なのか?
というテーマでブログを更新しています。
私はキャリアに関して様々な情報発信をしています。
ぜひ他の記事も覗いててみて下さい。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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