新卒で銀行に入行したけど、銀行はノルマがきついし、業界的にも先細り。
このまま続けていくのは本当にキツイな・・・
実際に転職した先輩たちはどんな会社に転職しているんだろう？
今回は、こんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性／筆者紹介】
この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
新卒で第一地方銀行に就職し、５年８カ月勤務した後、転職をしました。
現在は、某大手企業の人事管理職をしています。
私の勤めていた銀行員の先輩もたくさん転職していきました。
今回は、約６年銀行に勤務した経験から、先輩方が転職していった先のTOP５をお伝えします。
この記事を読むことで、銀行員のOBがどこに転職しているのか参考になれば幸いです。
それでは行きましょう。
銀行員の転職先TOP５をランキング形式で紹介
それでは、銀行員の転職先、TOP５を紹介します。
５位から順に紹介していきます。
【第５位】銀行員の転職先：担当している中小企業
銀行員の転職先、第５位は、担当していた「中小企業の取引先」です。
実際、銀行はつぶれないだろうと考えて、銀行に就職している人が多いはずです。
それでは、なぜ取引先の中小企業に転職するのでしょうか？
取引先に転職するメリット
数年法人営業をしていると、信じられないくらい中小企業の社長の年収が高いことに気が付きますよね。
決算書をもらった際に、役員報酬で3,000万円をとっている社長も少なくはありません。
しかも、結構堅い経営をしている同族経営が多いのです。
財務内容も分かるので安心
２年くらい担当していると、その企業のビジネスモデルや財務状況などが分かってきます。
また、一族の資産状況なども分かりますよね。
私が一番資産家だと思う方は、不動産や株式を含め数十億の資産を持っている人でした。
そうなれば、よほどのことがない限り倒産しませんよね。
初めから信頼関係が構築できている
担当者として気に入られると、実際に私もその取引先の重要なポストで入らないかと、言われることもありました。
そんな感じで、私の先輩は取締役だったり、そこそこ大きな中堅企業の財務部長として転職したり。
みなさんが勤務している銀行はどうでしょうか？
【第４位】銀行員の転職先：税理士事務所
銀行員の転職先、第４位は、「税理士事務所」です。
銀行員は新規融資先を開拓する際に、まず攻めるのは税理士事務所ですよね。
税理士事務所と所長と仲良くなり、取引先を紹介してもらうのが手っ取り早いんです。
私も税理士事務所の所長と仲良くなり、良くゴルフに行かせていただいておりました。
税理士事務所は基本ノルマがない
銀行員は過剰なノルマがあります。
一方で税理士はお客さんを税務的な知識や手続きでサポートをしています。
銀行員はもともと他者貢献が強い人が多いので羨ましく思う人もいらっしゃるでしょう。
ぶっちゃけ、銀行に入る前は、お客さんをしっかりサポートして、共に発展していく。
そんな理想を抱いていましたよね？
銀行は本当の意味でお客さんをサポートできない
そんな理想を抱いていましたが、私の場合は支店配属初日でそんな理想は砕け散りました。
そんな感じで、だんだんと、税理士になりたい！
と考える先輩が多くおられ、税理士事務所に転職した人が多かったです。
税理士の資格を取得しなくてもキャリアを積める
実際に税理士の資格が取れた先輩は、ほとんどいないようです。
一方で、大手の税理士事務所で「課長」や「部長」などキャリアを積んで活躍されている先輩が多数おられます。
【第３位】銀行員の転職先：保険業界
銀行員の転職先、第３位は「保険業界」です。
銀行でも、投資信託や株、保険などを販売しているため、比較的成果を上げていた方が転職するケースが多かったです。
銀行の看板がなくても、金融商品である保険は売れるだろうと強い気持ちをもって転職をされたようです。
プルデンシャル生命保険が多い
私の銀行は、なぜか「プルデンシャル生命保険」に転職する先輩が多かったです。
そして、保険に勧誘されました。
月３万円の外貨型の保険です。
先輩情報によると、プルデンシャル生命は、最初の２年間は初期保証金があるのですが、３年目からはフルコミッション（完全成果報酬）とのこと。
先輩がトップセールスに。年収2,500万円らしい
私の先輩でトップセールスの方がいまして・・・
「SUPER BRONZE PRIZE ライフプランナー」の表彰をハワイでしました！
最高！！
といったfacebookの投稿を拝見しました。
SNS投稿したその先輩以外の方は、みな消息を絶ちましたが……
厳しい世界なのでしょう。
私には無理です。
【第２位】銀行員の転職先：コンサルティングファーム
銀行員の転職先、第２位は、「コンサルティングファーム」です。
銀行の制度で、MBAを取得し、MBAを活かし、コンサルティングファームに転職する方がいらっしゃいます。
コンサルティングファームでは財務の経験が生きる
銀行員のコンサルは主に財務コンサルティングの経験が生きるようです。
確かに資金調達をするのは独特のノウハウがあります。
ロジックよりも割と感情的な意見（熱意）が反映されることもありますよね。
Big４のコンサルティングファームに転職する人も
東京大学を卒業した先輩は、Big４と言われるコンサルティングファームに転身され、現在でも活躍されています。
元銀行員のいう肩書きも、頭でっかちではない印象をクライエントに与えるので良かったとのコメントもありました。
銀行の知識、コンサルの知識を活かして独立も
そんな感じで、銀行の融資ノウハウを生かしてコンサルタントになっている先輩もいます。
その後、既存の取引先に月5万円のサブスク契約を数社勝ち取り、現在の月収を確保してからの独立。
賢い先輩ですよね。
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【第１位】銀行員の転職先：公務員
いよいよ第１位の発表です。
銀行員の転職先、第一位は「公務員」です。
圧倒的に、公務員に転職する方が多かったです。
銀行員はやはりリスクを取らない
やっぱり安定志向は残しつつ、ノルマがないってことが良いんでしょうね。
実際、公務員はノルマがないのですがとても仕事は大変です。
ノルマ漬けになっているので気づかないんですよね。
銀行員は地頭が良い
また、銀行に受かる人は、基本的に真面目に勉強してきた方が多いですよね。
高校の偏差値は基本的に学区で１番か２番手。
銀行員になっている人は、「基本勉強が出来る」。「地頭はとても良い」んですよね。
公務員は、第１次試験の学科が通れば、面接です。
法人営業をしている人はコミュ力も高い
法人営業をしている銀行員であれば、面接などの会話は比較的出来る人が多いと思います。
結果、合格する先輩が多いんです。
私が知っている後輩は、銀行よりサービス残業が多く、給料が下がったという意見もあります。
正直、私は公務員への転職は否定的です。
理由は今後の潰しが効かないから。
銀行員を続けていいのか悩んでいる方
銀行員を続けて良いのか悩んでいる人は２つのパターンがあると思います。
- 銀行の将来性に不安がある
- 銀行の営業が自分に合わない
それぞれ解説します。
銀行の将来性に不安がある
銀行の将来性に不安があると思う方は、正直転職をしなくて大丈夫です。
銀行の規模によると思いますが、銀行はまず潰れることはないでしょう。
一方で、自分の仕事にあってないと思う人は転職を考えてもOKです。
銀行の営業が自分に合わない
銀行の営業が自分に合わないと思う人は転職を考えてもOK。
私もその一人です。
正直、営業は好きだけど銀行の営業は自分には合わない。
そう思う方は、下記の記事をご覧ください。
参考になると思います。
銀行員の年収は今後上がらない
今後、銀行員は年収は上がらないと私は考えています。
詳しい解説は下記の記事で書いていますので、ぜひご覧ください。
銀行員を辞めるベストタイミング
銀行員を辞めるベストタイミングは20代後半～35歳までです。
詳しく解説します。
年収が上がりすぎると転職が難しくなる
年収が上がりすぎると転職が難しくなります。
係長や支店長代理まで、給料が上がると転職して年収が下がるから踏み込めないためです。
私が以前勤めていた銀行は30代前半で係長。
係長になれば年収は800万円。
支店長代理になれば年収1,000万円
35歳にもなれば、支店長代理です。
支店長代理は年収1,000万円。
年収1,000万円になれば、自分の意見を抑えて仕事をすることも考えてしまいます。
家族もいれば転職がさらにできなくなる
家族がいれば転職はさらに難しくなるでしょう。
詳しくは、銀行員が転職するベストタイミングの記事を書いています。
下記の記事を参考にされてください。
おすすめの転職エージェント（サイト）
転職エージェントはあなたの転職を無料でサポートしてくれるサービスです。
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退職を伝えるのが怖い方は退職代行という選択肢
私も銀行を辞める決断をした際、とても話にくかったことを覚えています。
そして辞めるのと引き換えに、「有給は取得するな」、「ノルマを達成してから辞めろ」と言われたことを覚えてます。
今、私は人事の仕事をしているので、上記は当然おかしなことなのですが・・・
有給休暇は労働者の権利。取得してやめるべき。
私が今でも後悔しているのが、「有給休暇を４０日余らして、辞めたこと」です。
「有給休暇を取得せず辞めた方がみんなに迷惑がかからない」と支店長から言われたため、有給休暇を取得しませんでした。
当時２７歳の私は、おかしなことなのか分かりませんでした。
当時の基本給は約30万円でした。
有給休暇を取得しなかったことで54万円の損失
有給を取得しなかったことによって、54万円も損したことになります。
【計算式】３０万円÷２２日（１ヵ月の所定労働日数）×４０日＝５４５，４５４円
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初期費用は掛かりますが、トータルで見ると得をしますよ。
退職代行サービスをまとめた記事も書いています。
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私自身、銀行に勤務していましたが、転職をして本当に良かったと思います。
詳しくは、下記のブログを参考にされてください。
銀行員から転職 | トクメイブログ キャリアコンサルタント (kitakyublog.com)
このまま銀行にいていいのか、転職するべきか悩んでいる方も多くいると思います。
しかし、近視眼的にならず、転職する理由、転職して実現したいことを考えてみて下さい。
冷静になりましょう。
冷静にならなけれは、良い転職は出来ません。
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最後までご覧頂きありがとうございました。
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