銀行員の転職理由。何と答えるのが正解なのか。元銀行員で現在採用責任者の私が答えます。

※本ページはプロモーションが含まれています。
※本ページはプロモーションが含まれています。
悩んでる人
悩んでる人

銀行から転職したいんだけど、何と答えるのが正解なんだろう?

正直に答えると、人生甘いと思われそうだし、面接で合格しない気がするな・・・

今回はこんなお悩みにお答えします。

この記事の信頼性/筆者紹介

匿名係長
匿名係長

この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。

私も銀行で6年勤務した後に、現在の企業の管理部門に転職をしました。

今回は、銀行員の転職理由は何と答えるのが正解なんだろう?

というテーマで記事を書いていきたいと思います。

それでは行きましょう。

銀行員の転職理由は何と答えるのが正解?

結論から言うと、「人間関係以外のことで」本当に嫌だった(合わない)ことを答えることが正解です。

人間関係はどの会社でもあるはずです。

人間関係以外の他の理由を答えるようにしましょう。

私は仕事が嫌だった理由をごまかして面接に臨みました。

しかし、面接官はやはりプロ。

面接の中で化けの皮を剥がされてしまい、結果、本音で話しました。

私の場合は、こう答えました。

【転職理由】

銀行員は融資をして、中小企業を支援するのが使命だと思っていました。

しかし、ゼロ金利となり、法人融資では儲からないので、銀行は投資信託や個人年金保険、株式など、目先の手数料販売ばかりのノルマが多くなりました。

自分のノルマを達成するために、必要のない保険やしっかりと理解していない高齢者に個人年金保険を販売することに罪悪感を受ける毎日です。

毎期、個人の目標は達成しているものの、自分のイメージしていた銀行員のイメージとかけ離れていたため、転職をしようと思いました。

正直、人間関係の部分も転職理由の一つでしたが、仕事がとにかく面白くなかった

新規専担として、法人融資をバリバリしていた2年目、3年目が私の中では一番楽しかったです。

年代別での退職理由

ここからは、私の会社に転職活動をしてきた銀行員が実際に語った内容で、私が納得できる転職理由を記載していきます。

20代男性の銀行員

受験者

私が興味のある財務分析などの融資業務はなく、クレジットカードのノルマや投資信託、保険の販売ばかりが仕事です。

こんなことなら、証券会社や保険会社に行ってインセンティブのある会社に行ったほうがマシだと思いました。

今のままでは、自分自身にスキルがつかないため、転職する決意をしました。

この若手の行員は、証券会社に転職をしましたが、とても馬力のある力強さを持った青年でした。

銀行で預かり資産部門で何度も表彰を受けた人材でしたので、当社も口説きに入ったのですが、他社に就職が決まりました。

財務分析に興味があるということと、預かり資産の実績があり、インセンティブのある証券業界への転職をしたようです。

20代女性の銀行員

一般職として入行したのですが、窓口業務が自動化され、ほとんど資金移動は振り込みや振り替え。テラー(窓口)業務はほとんどなくなりました。

そのため、一般職を、地域限定総合職に転換して、預かり資産のノルマを付与されました。実質リストラだと思います。

私はコツコツと業務を正確にこなすことが好きなこと、銀行に入れば将来安泰と思い就職をしたのですが、両方ともなくなってしまったため、転職を決意しました。

彼女の場合は、旧帝国大学レベルの学力の持ち主だったため、地頭が良い方でしたが、銀行員っぽいガツガツ感が全くありませんでした。

結局、公務員に合格して、役所業務をしているようです。

0から1にする力がなさそうでしたので、当社は不合格としました。

30代の役席者(支店長代理クラス)

20代は法人営業として、バリバリ営業をしていました。

20代後半は海外での常駐業務をして、30代半ばで役席になりました。

順風満帆でしたが、ここにきて第二地銀との合併から、給与水準が下がり、特にボーナスが係長と同じくらいになっています。

また、フレックス制を導入といいながら、実質残業代削減の施策であり、銀行の先行きが不安になりました。

銀行は55歳で定年ですし、妻子もいます。

住宅ローンも30年残っています。

今35歳で年収900万円。40代半ばになっても、銀行がこの給与水準が果たして維持できるか不安です。

将来を考えると今が転職できるラストチャンスと思い転職を決意しました。

彼の場合は、第一地方銀行の役席者でした。

銀行の本業のもうけを示す「コア業務純益」が年々下がっていること、投資信託の解約損益を除外すれば実質利益が出ていないなど、勤務先の銀行の未来を科学的に分析されており、非常に優秀な方でした。

結局、都心の医療機器メーカーに転職をされたとのことで、当社の内定はお断りされました(泣)

40代の本部畑の役席者

本部畑で役席となり、副調査役として監査部にいたが、経験のない支店業務で支店長代理として預金役席になった。

周囲のパートさんとの関係や支店長からのプレッシャーなどで、精神的に病んでしまい6カ月休職。

休職してから、支店業務で頑張っているが、銀行は一度メンタルを病んでしまった人材をよりプレッシャーのかかる支店長や主任調査役に出世することは難しい。

同期と比較してしまい、どうしても自分を卑下してしまう。

そのため、自分のスキルが生かせる管理職候補の転職先を探している。

この方は、管理職候補として面接を受験されましたが、当社では落ち対応をしようとエージェントに連絡したところ、中堅の医療法人の事務長として就職が決まったとのことで、逆にお断りをされてしまいました。

さいごに

銀行は年齢が上がれば上がるほどハードルが高くなります。

理由は、年収と家族です。

銀行員は比較的一般の会社と比較しても高く、転職した会社と見劣りしてしまいます。

家族は年収が下がることを許してくれないでしょう。

しかし、銀行の年収はこれから下落する一方です。

銀行に合わないと思う方は、転職エージェントに相談してみましょう。

無料で相談が出来ますので、ぜひ記事を読んでみて下さい。

下記のブログも参考になると思いますので、是非ご覧ください。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

コメント