- 銀行員が転職して活かせる強みを知りたい!
- 強みが分かれば、転職面接でもアピールできる!
- 企業側は銀行員に対してどんなイメージがあるんだろう?
今回はこんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性/筆者紹介】
この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
銀行員として約6年勤務した後、人事職へ転職しました。
現在は管理職として採用責任者をしております。
銀行員の経験もあり、採用をしている私が銀行員の強みと、企業側が持っている銀行員のイメージを話していきたいと思います。
それでは行きましょう。
銀行員が転職して発揮できる強み10選
①規律性が高い
銀行員に限らず、社会人だったら当然にある能力と思いますよね?
しかし、規律性は意外とない社会人が多いです。
ここでは、規律性を「社内のルールや人との約束を守る力」と定義しましょう。
銀行では、マニュアルなどがしっかりと整備されていて、ルール通りに手続きをしなければなりません。
他の会社では多少アレンジして良いこともありますが、銀行はルール通りにしないと懲戒となります。
ルールにはかなり厳しい世界です。
私も銀行から外に出てみると、いい加減な社会人が多いことに驚きました。
この「規律性」という能力は、どの会社に行っても役立たせることが出来るでしょう。
②計画力がある
銀行員は、締め切りやここまでに終わらせるというタスク処理能力が高いです。
なぜかと言うと、ここまでに資料を仕上げて、ここまでに稟議書を通して、この日に融資を実行するという業務イメージを持っていないと、お客様に迷惑がかかるからです。
また、手続きをする内部にも気を配ります。
ルールに通りであれば、この日までに書類を渡しておかなければならない等、事前に業務イメージを考えるからです。
この力は、意外と業界によってはいい加減な人も多く、他の会社でも活かすことが出来る能力です。
③競争性がある
銀行員は「数字」にこだわり、以上に他人の業績に敏感です。
常に出世争いのレースに参加しているからです。
行なった行動がどれだけ価値があるものでも、たとえ自分の目標が達成できたとしても、競争相手を超えていなければ、その成果が無意味に感じてしまう競争性を持っています。
簡単にいうと、負けず嫌いなんですよね(笑)
この能力は、転職しても絶対に活きる能力です。
競争性こそが、人間の成長する源泉になることは間違いありませんからね。
④原点志向がある
銀行員は、融資の申し込み等の交渉の際には、必ずバックボーンをイメージします。
なぜ、営業キャッシュフローがプラスなのに、融資が必要なんだろう。
なぜこの業種でキャッシュが必要になってくるのだろう。
その際には、必ずその会社の過去を振り返ります。
今までの資金の流れ、決算書の読み込みなど。
どれだけ仕事が忙しい時でも、原点を振り返る思考の癖があり、点と点が線になる。
そのような能力はとても希少な能力です。
⑤公平性がある
銀行員はバランスを大切にします。
銀行には「公共性」が求められるからです。
銀行法第1条にはこんな記載があります。
銀行業務の公共性にかんがみ、信用を維持し預金者の保護を確保するとともに金融の円滑を測るため、銀行の業務の健全かつ適正な運営を期し、もって国民の健全な発展に資することを目的とする。
銀行法 第一条
銀行員は地位とは関係なく人々を平等に扱う必要性を強く信じている人が多いはずです。
融資によって、企業を応援したい、経済の血液と呼ばれるお金で、あらゆる人々を幸せにしたい。
綺麗ごとかもしれませんが、銀行を志した人、業務をやっているうちに銀行業務の価値創造業務に魅力を感じた人は多いはずです。
一方、ビジネスとしてお金を貸す、貸さない、そういった判断をしっかりやっていく。
銀行員は公平性というバランス感覚を持っている方が多いです。
⑥個別化をすることが出来る
銀行員は経営者の方々と話します。
その際、経営者の一人一人が持つユニークな個性に興味を持ち、個人個人の違いに注目します。
それぞれの人の性格や動機、考え方、関係の築き方を観察しています。
そのため、その人にしかない「物語」を理解することが可能です。
新規事業を起こそうと考えているの熱い経営者の方の個性を掴み、新規融資につなげることが出来ます。
つまり、一人一人の良いところを引き出すことが出来ます。
この能力は、生産性の高いチームを作るときにも役立ちます。
⑦慎重さがある
銀行員は用心深く、油断はしません。
何かうまくいかない場合に備えて、あらかじめ計画を立てることが好きです。
また、新規の飛び込み営業も、しっかりと事前に調査してから営業に行ったりなど、事前調査は怠りません。
そのような慎重さは、どの会社に行っても生かせる能力です。
⑧責任感がある
銀行員は、自分がやるといったことに対してはなんでもやり遂げようという強い気持ちを持っています。
大きな事であろうが、小さな事であろうが、完了するまでやり遂げることに心理的に拘束されます。
このような良心、物事を正しく行うことに対する脅迫観念、倫理観があいまって、「信頼できる人物」と判断されることが多いと思います。
責任感は、どの会社に行っても役立つ能力です。
⑨調和性がある
他人との衝突や摩擦から得られるものはないという考えを持っているため、争いを最小限にしようとします。
周囲の人々が異なる意見を持っていることが分かると、その中から共通する部分を見出そうとします。
意見を述べることを控えめにし、同意や意見を求めるようにすればみんながもっと生産的になれるということを無意識的に考えて調和を取っているはずです。
調和性という能力は銀行員という組織で培われたものがあるはずです。
⑩適応性がある
銀行員として勤務すれば、様々なトラブルが起こります。
取引先が倒産した、夜逃げした、資金ショートして泣きついてきた、他行に融資を乗り換えたなど。
衝撃的な事に慣れているのです。
そのため、突然の要請や予期せぬ出来事に憤慨しません。
それらは必然のことであり、むしろある程度望んでいるのかもしれません(笑)
企業側が銀行員に持っているイメージ
- 真面目
- 地頭が良い
- 目標達成意欲が強い
- 協調性がある
- 貢献意欲が強い
以上のようなイメージを持っているので、転職は比較的優位に進めることが出来ます。
下記の私のブログも参考になると思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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