転職して後悔しないために考えておくべきこと。転職経験者が人事目線で語ります。

※本ページはプロモーションが含まれています。
※本ページはプロモーションが含まれています。
悩んでる人
悩んでる人

転職しようかと思っているんだけど、給料や勤務地などの条件面以外で後悔しないために考えておくべきことはあるのかな?

今回はこんなお悩みにお答えします。

この記事の信頼性/筆者紹介

匿名係長
匿名係長

この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。

私も転職を実際にしたこともありますし、採用責任者として、年間で500名以上と面接をしています。

その際、転職者に必ず後悔しないために考えておくべきことを話しています。

今回は転職しようと考えているんだけど、後悔しないためにはどんなことを考えておくべきなのか?

ということについて記事を書いていこうと思います。

それでは行きましょう。

後悔しないために考えておくこと

大きく分けて、2つに分かれますのでそれぞれ説明していきます。

  • 転職して平社員からスタートの場合
  • 転職して管理職からスタートの場合

に大きく分かれます。

一つずつ説明していきますね。

平社員からスタートの場合

年下の先輩とうまくなじめるか?

年齢は下なんだけど、業務歴としては長いので先輩となり、お互い気まずい関係になることがあります。

年功序列の会社だと、給料は自分のほうが高いのに、仕事は年下の先輩のほうが出来る、みたいなことが普通にあります。

その年下の後輩がよほど出来ている人なら、快く仕事を教えてくれるのですが・・・

意地の悪い後輩であれば・・・

受験者
年下の後輩

給料は自分より高いんでしょ?そんなの自分で考えてやってもらえますか?

みたいな人も居なくはないはずです。

体育会系出身の私であれば、逆にシゴキたいところですが、最近はそんなこともパワハラです。

上手に付き合っていかなければ、また職場環境になじめず、転職を繰り返すことになります。

前職のスキルが生かせないことが多い、その覚悟はあるか?

仕事には下記の2つのスキルがあります。

  • どの会社でも活かせるスキル
  • その会社特有のスキル

前者の、どの会社でも活かせるスキルは「ソフトスキル」が中心です。

ソフトスキルとは、定性的で明確な評価基準がないのですが

  • コミュニケーション能力
  • リーダーシップ
  • ファシリテーションスキル
  • 問題解決能力
  • 論理的思考力
  • 抽象化能力

などがあります。

このソフトスキルはどの会社でも活きるのが良いところですが・・・

正直30歳を超えてくると、当たり前に身についているスキルです。

他者との差別化は難しいですよね。

専門性よりも人間性が大切?

大半の中途採用は、即戦力を求められます。

即戦力になるには、その道のプロである、「専門的なハードスキルが求められます。

このハードスキルも業界や業種によって生かせるかは、まちまちです。

正直なところ、ハードスキルが認められて入社しても、「使えない人材」と酷評されることは多くあります。

転職して活かせるハードスキルは、正直「資格による独占業務」くらいなのではないかと考えています。

例を挙げると、税理士や社会保険労務士などです。

ハードスキルが認められて入社をして、おごり高ぶっていると、痛い目を見ます。

正直ハードスキルよりも、ソフトスキルが高く、年上だけど、いいひとそうだし、一緒に仕事をしたいなと思わせる「自己呈示力」というソフトスキルのほうがよほど重要になってきます。

会社としては、いい人を取ったけど、職場になじめずに辞めたというパターンの人は、この手のパターンが多いです。

転職を考えている方は、年下の先輩とうまく付き合っていけるソフトスキルはありますか?

この覚悟がないと、良い転職にはならないでしょう。

管理職からスタートの場合

年上の一般社員とうまくなじめるか?

管理職として入社すると、年上ですが一般社員の存在もいます。

この手の社員は基本的にはその会社のラインから外された方や、会社の人事制度では管理職ではないが、専門的な素晴らしいスキルを持っている方かどちらかです。

しかし、その両者ともに、基本的にはバランス感覚に乏しく、自分より高い役職の社員に対してキツく当たることが多いです。

実際に私の会社でも、性格のキツイ一般社員からの誹謗中傷により、精神的に追い込まれたり、求職した社員も少なくありません。

匿名係長
匿名係長

体育会系の私なら、役職が下なら序列として従え、多少は気を遣えよ・・・

と思ったりしますが・・・

転職で管理職として採用される方は、前職でも管理職の場合が多いと思います。

覚悟しておいた方が良いのは、

  • 仕事が分からない
  • 社内のシステムが分からない
  • どこに何の備品があるか分からない
  • 社内のキーマンが分からず、手探りの状態

など・・・

よほど感覚の鋭い人物でないと、早期になじむのは難しいです。

私も転職したとき、正直腹が立ったを言われたことがあります。

面接官
 

元銀行員なのに、そんなことも知らないの?

銀行員って、意外とたいしたことないんだね。

いや、銀行員は関係ないし、その会社独自のことだから知るわけねえだろ。

このくそハゲ!!

と思いましたが、そこで反論しては絶対ダメです。

一瞬で人間関係が崩れます。

ましてや、前職の武勇伝を語る管理職なんかが入ると、一発で嫌われるでしょうね。

色々我慢して、年下の一般者と信頼関係を築かなければなりません。

正直めちゃくちゃ、めんどくさいですよ。

あなたにはその覚悟はありますか?

評価基準、企業文化が違う。割り切り、切り替える覚悟はあるか?

管理職は結果が全てです。出したパフォーマンスによって評価が決まるのが一般的です。

少なくとも、私の前職はそうでした。

しかし、違う会社もあります。

結果は出なかったけど、

  • 部下が著しく成長した
  • 低迷していた業績の悪い部下が少しずつ成果を出し始めた
  • 結果は出なかったが、来季に向けての土台が整った

などなど。

要は「プロセス」で評価をしてくれる会社もあるのです。

私の前職は結果が全てでした。

事務処理は適当、支店のみんなは自分のことを適当な人だが、数字は取ってくる。

こんな人でも、人事評価は良かったのです。

一方、転職してみると、360度評価といった評価基準があったり、ミスがあると減点する会社もあるし、様々な評価基準があります。

一度組織に染まってしまうと、その考えがなかなか抜けきれません。

転職して、次の会社の評価基準、企業文化になじめるか

あなたにはその覚悟はありますか?

退職する際に損をしない方法

私は元銀行員ですが辞める決断をした際、とても話にくかったことを覚えています。

そして辞めるのと引き換えに、「有給は取得するな」、「ノルマを達成してから辞めろ」と言われたことを覚えてます。

今、私は人事の仕事をしているので、上記は当然おかしなことなのですが・・・

当時27歳の私はそれがおかしなことなのか分かりませんでした。

退職代行を利用すれば、退職に関わる手続きをすべてやってくれますよ。

私が今でも後悔しているのが、「有給休暇を40日余らして、辞めたこと」です。

当時の基本給は30万円でした。

有給を取得しなかったことによって、54万円も損したことになります。

【計算式】30万円÷22日(1ヵ月の所定労働日数)×40日=545,454円

匿名係長
匿名係長

退職代行費用は約3万円かかりますが、有給取得を交渉してくれることや、有給休暇買取も交渉してくれる場合もあります。

初期費用は掛かりますが、トータルで見ると得をしますよ。

退職代行サービスをまとめた記事も書いています。

損をしないために、是非ご覧ください。

初期費用がない方は、月3,000円で年2回まで依頼が出来るサブスクサービスがあります。

※ただし、12カ月間、継続する必要があります。

詳しくは、下記の公式サイトを確認してください。

さいごに

いかがだったでしょうか?

転職をするのは一旦冷静になって考えましょう。

考え抜いても転職を決めた方は、「採用エージェント」を利用してみて下さい。(無料)

理由は、入社後の情報を提供してくれるからです。

企業の人事担当者と定期的に「採用ニーズ、ターゲット」を確認しています。

例えば、「年齢は30歳くらいで、今の営業は尖っている人ばかりなので、物腰の柔らかい人が欲しい。」

こんな会話をしています。

つまり、自分のスペックがその会社にあっているのか、その部署に入ると、年上の後輩はいるのかなど、入社後のイメージが出来る情報を提供してくれるのです。

一般の就職サイトでは、人事としか接点がないので、第3者的な情報がもらえません。

また、採用エージェントは複数登録してください。

理由は担当者次第で、力量が変わってくるからです。

言い方が悪いですが、担当者がしょぼいと、なかなか転職活動が進まないんですよね。

採用エージェントにも競わせること、担当者を比較するほうが、合理的に転職活動が進みます。

転職エージェント

転職エージェントとは、転職をサポートしてくれる担当者が無料で付くサービスです。

なぜ、無料なのかというと、採用された企業から、採用が決まれば手数料をもらえるからです。

年収の30%の手数料が相場です。

400万円の方なら120万円の手数料が企業からもらえますので、エージェントの担当者も必死になって、サポートしてくれます(笑)

採用エージェントを利用する利点として、おおまかに下記の3点があります。

  1. 自分の市場価値が分かる
  2. 年収等の交渉が楽
  3. 面接などのフィードバックをしてくれる

①自分の市場価値が分かる

エージェントに登録する際、個人情報や自分がやってきた業務を登録します。

そうすると、自分の市場価値はどのくらいで、この企業ならチャンスがある等、具体的に企業を紹介してくれます。

②年収等の交渉が楽

エージェント経由で、年収などの諸条件を交渉してくれますので、雇用条件を代理で交渉してもらうことが可能です。

③面接などのフィードバックをしてくれる

面接で不合格だった場合、企業にエージェントからダメだった理由をヒアリングしてくれます。

そのため、次の転職に向けて、微修正をすることが可能です。

おすすめのエージェント(すべて登録無料)

年収600万円以下の方は、下記のエージェントをオススメします。

①リクルートエージェント

 求人数も多く、まず登録しておいて間違いないエージェントです。

②DODA(パーソルキャリア)

DODA(旧:インテリジェンス)は、勢いのある会社で、私の会社もお付き合いがありますが、担当者が優秀で、ゴリゴリ年収交渉をしてくれます。(汗)

DODAは、登録すると、自動的にエージェントと情報サイトの登録になるようですので、楽ですね。

年収600万円以上の方は、ハイクラスの「JACリクルートメント」をオススメします。

③JACリクルートメント

あまり聞いたことのない会社かもしれませんが、東証一部上場の企業で、人材紹介専業では、日本国内で一番の売り上げを維持しています。

担当者も非常に会話していて気持ちの良い、スマートな担当者ばかりで、ハイクラスの方にはおすすめのエージェントです。

この記事を見て、よい転職が出来る方が増えると嬉しいです。

また、私は中途採用に役立つ情報発信をしています。

参考にされてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント