キャリアコンサルタントに興味があるんだけど、やりがいがあるのかな?
現役のキャリアコンサルタントの意見を聞きたいな・・・
今回はこんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性/筆者紹介】
この記事を書いている私は現役キャリアコンサルタントとして、企業にセルフキャリアドックや面談力向上セミナーなどを実施しています。
本業は、某大手企業の人事管理職として採用責任者をしています。
今回は、キャリアコンサルタントのやりがいについて記事を書いていきたいと思います。
それでは行きましょう。
キャリアコンサルタントのやりがい
キャリアコンサルタントはとてもやりがいがあると私は考えます。
人の人生に寄り添い、その「行動」や「考動」を支援する仕事は責任重大だからです。
もう少し掘り下げてキャリアコンサルタントのやりがいについて深く話していきましょう。
相談者の初めの一歩を後押しすることが出来る
キャリアコンサルタントのやりがいの1つ目は、相談者のはじめの一歩を後押しすることが出来ることです。
キャリアコンサルティングに来る相談者は、悩みがあり、相談に来られます。
決して、問題を解決できるような、魔法は使えません。
悩みに寄り添い、第三者の目線から相談者に気づきを得てもらうことを意識しながら、話を聞いてきます。
キャリアコンサルティングを受けて、昨日の自分とは少し変わった、価値観が変わった、行動してみよう。
そう思ってもらえるだけで、キャリアコンサルタントの価値があります。
私も実際にキャリアコンサルティングをする中で、相談者の顔が相談前と変わったこと、実際に行動している姿を見ると、キャリアコンサルタントをやっててよかったと心から感じることが出来ます。
価値観が広がる、視野が広がる
キャリアコンサルタントに相談に来る方は、様々な悩みを抱えて相談にこられます。
キャリアの悩み、人間関係の悩み、プライベートの悩みなどなど・・・
ワークキャリアとライフキャリアは、相互に影響しあっているため、プライベートのことが仕事に影響することは間違いありません。
相談を聞いていると、相談者の人生の疑似体験が出来ます。
全てわかるわけではないのですが、そういう疑似体験をたくさん聞くと、いろんな人の価値観を吸収できます。
価値観を吸収できると、いろんな考え方があるんだと感じることが出来ます。
価値観が広がると、視野が広がり、変化に強くなります。
色々なひとの話を聞くことも、新しい価値観を受け入れられるため、とてもやりがいを持てる瞬間です。
誰かの役に立っている実感が湧く
アドラー心理学では、人の役に立っていると感じると、幸せを実感できるという考え方です。
本来は、相談者から感謝の言葉をもらう際に、役にたったと感じることができると思いますが、アドラーは違うんです。
役に立っていると感じるために、貢献感を持つべきだと言っています。
つまり、相手からの承認は関係ないということです。
キャリアコンサルタントは、相談者に気づきを得てもらい、行動が変わることが成功です。
いつも、感謝されるわけではありません。
私も、50歳くらいの方に、キャリアコンサルティングをして、怒られたこともあります(笑)
しかし、その方は気づいたことがあると思うんです。
社内ではだれにも言われたことがない言葉を、キャリアコンサルタントである私が言ったから怒っているんです。
私は、その時怒られながらも、「使命感」や「貢献感」を感じることが出来ました。
自分にしかできない仕事だと。
その結果、組織がうまく回れば、私はキャリアコンサルタントとして「誰かの役に立っている。」
そう実感することが出来ました。
自己満足?
自己満足でOKなんです。
アドラーが言う通り、他人の感謝、承認はいりません。
自分の役に立とう、そして自分で人の役に立つことが出来た。
そう感じることで、幸せ(やりがい)を感じることが出来るのですから。
自己肯定感も上がりつつ報酬も頂ける
仕事=辛い、辛い分、お金(報酬)を頂けると思っていました。
その価値観は間違っていました。
社会に価値を提供した分、お金(報酬)を頂けるんですよね。
キャリアコンサルタントは、相談者が自分では気づいていない矛盾を指摘します。
矛盾に気づくためにも、多くの勉強が必要ですし、その矛盾に相談者自らが気づいてもらう話し方の技法もたくさん勉強しないといけません。
つまり、たくさん勉強しなければなりません。
勉強しながら、自ら成長(自己肯定感UP)しつつ、お金も頂ける仕事なのです。
キャリアコンサルタントはこれからの資格
キャリアコンサルタントはこれからの資格です。
政府がキャリアコンサルタント10万人計画を推進しています。
標準レベルのキャリア・コンサルタント及びキャリア・コンサルティング技能士の累積養成数について、平成36年度末に10万人とすることを数値目標とする。
厚生労働省 出展:キャリア・コンサルタント養成計画について
集中養成期間の終期である平成31年度末においては、当該累積養成数を7万9千人とすることを目指す。
そのかいもあって、キャリアコンサルタントは合格率が高いです。
言い方が悪いですが・・・「え、この人が合格できたの?」って思う人も居るのが実情です。
現役のキャリアコンサルタントとして、ハッキリ言いたいのですが、キャリアコンサルタントの実技合格率は60~70%で推移しています。
高すぎるのではないでしょうか?
養成講座で一定のレベルを担保しているように見えますが、真面目に通学していれば、普通に卒業できます。
もう少し、入口の部分で厳しい基準で見てもらえると、キャリアコンサルタントの資格の価値が高まると私は思っています。
一方、キャリアコンサルタントを取得したいと思っている人は、難易度が上がる前の今がチャンスです。
早めに取得することをオススメします!
不動産業界の資格である、「宅建士」も最初は易しかった資格ですが、みるみるうちに難易度が上がってきましたよね。
キャリアコンサルタントの受験を控えている方
私はキャリアコンサルタント資格試験に関して役立つ情報を発信しています。
必ず役立つ情報があると思いますので、ぜひご覧になってください。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今、注目の国家資格のキャリアコンサルタント。
人の人生に寄り添い、その「行動」や「考動」を支援する仕事は、とてもやりがいがあります。
少しでも興味を持った方は、是非、下記の記事もご覧になってください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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