キャリアコンサルタントの年収は一般的に低いのかな?
食えない資格と聞くけど、実際のところどうなんだろう?
今回はこんなお悩みにお答えします。
【筆者紹介/この記事の信頼性】
この記事を書いている私は、某大手企業の人事管理職をしている匿名係長です。
キャリアコンサルタントの資格を本業に生かしつつ、副業も実施しています。
今回は、キャリアコンサルタントの年収は低いのか?食えない資格なのか?
というテーマでブログを更新していきます。
それでは行きましょう。
この記事を読むメリット
・キャリアコンサルタントの年収は低いのかが分かります
・キャリアコンサルタントは食べていけるのかが分かります
・キャリアコンサルタントの将来性があるのか分かります
キャリアコンサルタントは食えないのか?
結論、キャリアコンサルタントの年収は「民間のサラリーマンの年収とほとんど変わりません」。
高くもないし、低くもないという感じでしょうか?
これだと不親切なので、もう少し詳しく解説していきます。
キャリアコンサルタントの年収
下記の図は平成30年3月に「独立行政法人労働政策研究・研修機構が出展した資料」になります。
図表2-14には、最近1年間の税込み個人年収を示した。
図表から最も多いのは「200~400 万円未満」で 33.2%であった。
以下、「400~600 万円未満」(21.5%)、「600~800 万円未満」(14.1%)、「200 万円未満」(13.6%)と続いていた。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構より
キャリアコンサルタントの年収は200万円~400万円が多いようですね。
なんだか意外と年収が低い気がするような……
それでは実際に、一般的な民間企業との比較をしていきましょう。
キャリアコンサルタントと民間企業との年収を比較
図表2-15には、本調査における個人年収と、国税庁による平成 27 年分民間給与実態統計調査とを比較して図示した。
図から、「600~800 万円未満」「800~1,000 万円未満」「1,000~1,200 万円未満」では、キャリアコンサルタント登録者を対象とした本調査の回答結果の方が割合が大きかった。
一方、「200 万円未満」では民間給与実態統計調査の結果の方が割合が大きかった。
以上の結果から、若干、キャリアコンサルタントの方が収入が高いと言える可能性もあるが、先に示した回答者の勤務先の業種、従業員数その他の要因を加味した場合、民間給与実態統計調査に示される全体の傾向とおおむね変わらないと解釈すべきかと考えられる。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構より抜粋
国税庁が出す「民間給与実態統計調査との比較」の結果、一般企業と概ね年収は変わらないと書いています。
つまり、キャリアコンサルタントで食えないということはなさそうですが、高年収!とまではいかないようですね。
キャリアコンサルタントの職場における年収は?
次に、キャリアコンサルタントはどこで働いている人が年収が高いのか?
について記載していきます。
図表2-17には、最近1年間の税込み個人年収と現在の主な活動の場の関連を検討した。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構より抜粋
比較的はっきりとした傾向がみられており、企業では「400~600 万円未満」「600~800 万
円未満」「800 万円以上」が多く、学校・教育機関、需給調整機関、地域、その他等では「200
万円未満」「200~400 万円未満」が多かった。
私のように企業に勤務しながらキャリアコンサルタントとして活動している方は400~800万円以上です。
ここはある意味当然かもしれません。
キャリアコンサルタントを取得する方は、それなりに年齢が高い方が多いはずです。
年功序列の大企業では、このくらい貰っていて当然ですね。
一方で、学校やハローワークなどで勤務している人は、基本的に「短時間勤務」や「パート」のため、200万円未満、200~400万円未満となっているのでしょう。
正社員や非正規社員、フリーランスの年収の違いは?
正社員と非正規社員の年収の違いについても記載します。
200万円 未満 | 200~400 万円未満 | 400~600 万円未満 | 600~800 万円未満 | 800万円 以上 | |
正社員(1274名) | 1.4% | 16.6% | 31.9% | 24.0% | 26.0% |
非正規社員(944名) | 23.0% | 62.0% | 10.9% | 3.2% | 1.0% |
図表2-18には、最近1年間の税込み個人年収の現在の就労状況別の特徴を示した。
図表2-17と類似した傾向がみられており、正社員では「400~600 万円未満」「600~800 万円未満」「800 万円以上」が多く、非正規社員では「200 万円未満」「200~400 万円未満」が相対的に多かった。
その他、フリー・自営およびボランティアでは、概して「200万円未満」が多かった
独立行政法人 労働政策研究・研修機構より抜粋
ここで注目して欲しいのは、「キャリアコンサルタントのフリーランスの方」です。
N数が356人で、5.9%の21人は「年収800万円以上」です。
想像以上に多いと思いませんか?
夢がありますよね!
サラリーマンがキャリアコンサルタントを取得する3つのメリット
私はサラリーマンとして企業に勤めています。
そんな私はキャリアコンサルタントを取得して本当に良かったと思っています。
具体的には下記の3つです。
- 働き方の選択肢が増えた
- 会社で出世した
- 同じ志を持つ仲間に出会えた
1つずつ解説していきます。
働き方の選択肢が増えた
キャリアコンサルタントの資格を取得することで、様々な勤務形態を選択することが出来ます。
年齢によっては、当然「正社員としてフルタイム勤務」でも可能です。
ここ最近の求人では、「キャリアコンサルタント資格保有者歓迎」などの求人を見かけることも多くなってきました。
また、育児や介護など両立したいということであればハーフタイム(週2~3日)でも可能です。
また、フリーランスとして活動することも可能。
私のように、サラリーマンをしながら「プチ起業」することも可能です。
資格を生かして、「自分らしい働き方ができることもキャリアコンサルタント資格の魅力の一つ」と言えるでしょう。
キャリアコンサルタントを取得して会社で出世した
私はキャリアコンサルタントを取得して、勤めている会社で出世することが出来ました。
キャリアコンサルタントを取得したことで下記の点が認められたからだと思います。
- 視野が広がったこと
- 成長意欲が認められたこと
- 周りの意見をより一層聞くことが出来るようになった
まだ、キャリアコンサルタントは難易度は高くありませんよ。
合格率も40~60%あたり。
難易度が高くなる前に取得を考えてみてはいかがでしょうか?
取得するのには「費用」も「時間」が掛かります。
特に忙しい優秀なサラリーマンは敬遠しがちです。
私も残業は毎月40~60時間ありましたが、時間を捻出して資格を取得しました。
今では、キャリアコンサルタントとして会社でとても重宝される人材になりました。
私は30代で資格を取得しましたが、全世代に取得することをおすすめ出来ます。
同じ志を持つ仲間に出会えた
キャリアコンサルタントは養成講座に通うのが一般的です。
実務経験があれば、養成講座に通わない方法もありますが、私は養成講座に通いました。
養成講座の同期は12名と少ない人数ですが、全員が同じ志を持った仲間です。
キャリアコンサルタントを取得したいと考えている方は、全員と言っていいほど……
・「人の役に立ちたい!」
・「自分も人に助けられたので、恩返しがしたい!」
と思っている方が多く、熱い情熱を持った方ばかりです!
マジで全員いい人です。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回はキャリアコンサルタントの年収は低いのか?食えない資格なのか?
というテーマでブログを更新しました。
本記事のまとめ
・キャリコンの年収は民間企業と比較して大きく変わらない
・フリーランスのキャリコンで5.9%年収800万円以上稼ぐ人がいる
・キャリコンを取得すると働き方の選択肢が広がる
まだキャリアコンサルタントを取得していない方
キャリアコンサルタントは今、大注目の国家資格です。
厚生労働省の職業能力開発基本計画では、平成36年度(令和6年)までに国家資格キャリアコンサルタントを10万人にすることを数値目標として掲げております。
みなさんも、この資格に興味をもち、自分自身の人生も豊かにしてみてはいかがでしょうか?
私は、キャリアコンサルタントを取得して、本当に良かったと感じています。
キャリアコンサルタントになるには、養成講座に行くことが近道です。
おすすめの養成講座は、「ヒューマンアカデミー」です。
無料のWEB説明会へ!自分の可能性を広げよう
また、養成講座を検討されている方は、比較をしてみました。
下記の記事をご参考にされてください。
キャリアコンサルタントの一括資料請求は、無料の「Brush UP学び」が便利です!
キャリアコンサルタントを取得したけど、何をすればいいのか迷っている方
キャリアコンサルタントを取得したんだけど、どうすれば良いのか分からないという方は、下記のブログが参考になると思います。
私のように、副業キャリアコンサルタントで月5~10万円を稼ぎませんか?
月5万円あれば年間60万円です。
自分の人生も豊かになりますよ!
さいごまでご覧頂きありがとうございました。
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