転職時に前職の退職理由はどう答えるのが正解なんだろう・・・
本音(上司とウマが合わなかった、先輩とうまくいかなかった)を言うと採用されないだろうし・・・どう言うのが正解なんだろう。
今回はこんなお悩みにお答えします。
【この記事の信頼性/筆者紹介】
この記事を書いている私は、人事部の管理職で採用責任者をしている匿名係長です。
新卒、中途採用を含め、年間500人ほどの応募者と面接をしています。
今回は、転職時における前職の退職理由をどう言えば良いのかについてお話します。
結論:前職の退職理由の正解
結論から言うと、面接官が納得できる、退職理由を話すことです。
それが難しいんだよ・・・きれいごとじゃないか・・・
そう感じた方、もう少し記事を読んでください。
もう少し深堀をしていきましょう。
面接官側の視点
面接官は、前職の退職理由は必ず聞きます。
なぜなら、一度会社を辞めるひとは、また繰り返し辞めるんじゃないか?
そう考えているからです。
ですから、前職の退職理由が納得できない、もしくは胡散臭い、信じきれない
と感じた退職理由では、もやもやするので落とします。
納得できる退社理由とは?
それでは、どう言えば納得できる退社理由になるのか?
それは、「転職の軸」が転職先にあっているか?ということです。
「転職の軸」に納得できれば、面接官は納得します。
でも、人間関係が理由で退職した場合、どういえばいいのかな・・・?
正直に言っていいの?
人間関係が退職の本当の理由でしょうか?
人間関係が悪くなる前に感じていた、その会社のギャップがあるはずです。
よく考えてみて下さい。
転職の軸とは
転職の軸とは、なぜ転職を実現したいのか?
転職におけるもっとも優先する事項は何なのかを考えることです。
転職理由を納得あるものにするには、転職の軸をしっかりと考えることが重要です。
転職の軸を考えるには、下記の3つのステップで考えましょう。
- 自分の理想を将来を考える
- 理想の将来とのギャップを考える
- ギャップを埋めるための最優先事項を考える
具体的ステップの例
それでは、私の前職の転職の軸について、具体的な例を書きます。
(Ⅰ)自分の理想を将来を考える
- 地元で働きたい
- どこでも通用するスキルを身に着けたい
- 必要のない物を顧客に売るような営業はしたくない
(Ⅱ)理想の将来とのギャップを考える
- 全国転勤があるため、地元に居れない
- 営業という特性上、汎用性のあるスキルではない
- 必要でないものを売らないと出世できない
(Ⅲ)ギャップを埋めるための最優先事項を考える
- 地元にずっと居れる企業に転職したい
- 汎用性のあるスキルが身につく仕事に就きたい
- 数字にとらわれない、バックオフィス部門の仕事をしたい
(Ⅲ)の3つが、いわゆる「転職の軸」です。
「転職の軸」を明確に伝えることで、説得力のある転職理由になります。
私は、顧客が必要としないものを売ることがストレスとなり、人間関係に疲れ、転職を考える結果となりました。
表面上は、「人間関係」が退職理由です。
しかし、実質は、「自分の理想の仕事ではない」ことが本質的な退職理由ということに気づくことが出来ました。
私は、この3つの条件を理由に、地元で勤務できる「人事専門職」に転職しました。
転職時に前職の退職理由は以下のように答えました。
現在の会社では、転勤もあるし、ずっと営業です。
顧客が必要としないものまで売らないといけません。
私の理想は、地元で働きたいこと、汎用性のあるスキルを身に着けたいと考えています。
それが出来るのは、御社だと思い、志望しています。
さいごに
転職を考えている方は、是非下記のブログを参考にしてください。
この記事を見ると、転職の全体感が分かるようになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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